|
カテゴリ:日本語で話そう
日本語プライベートレッスンの韓国人の生徒は漢字にめっぽう強い。おかげで日本語検定1級らくらく受かった。韓国での大学時代、日本の古典のような授業を専攻していたから日韓で違う漢字でも想像で大体当たってしまう。意味はほとんど同じだから日本の熟語も分かる。
一方先週の日本語クラスの私のグループの生徒に韓国系カナダ人がいた。 板書をする時漢字を書いても分からない。 幼いときに両親と共にカナダに移り住んでいるから英語はもちろんぺらぺら、学校でも外でも英語で育っている。家庭内会話では親の母国語だから韓国語もちろんぺらぺら。しかし韓国の古い文書に触れることが無いから、日本語の発音を聞いて漢字の熟語でイメージして意味をとることは難しくなるから、感も使って覚える前者の学習スピードにはかなわないことになる。 以前韓国の光州に友人を訪ねたとき、郊外の名所に連れて行ってもらったことがある。そこは昔たくさんの学者や詩人が庵を構え勉学に励んだ場所だそうだ。古い文書を集めた博物館の中には全部漢字で書かれた詩歌、ハングルと漢字が混じった詩歌、そしてすべてハングルの詩歌が時代を追って展示されていた。日本の光明皇后の正倉院の巻物や平安のかなで書かれた巻物を見たときを思い出して興味深かった。 時代と共に話し言葉はもちろん、書き言葉や文字も変わっていく。 そして、私もだんだん手で書くことが少なくなり、漢字も忘れがち。テレビのクイズを見ていても漢字の分からないことがしばしば。出来ないタレントを笑ってばかりはいられない。 先日は漢字をどこかで間違えたままいつの頃からか使っていたことに気がついてがっかりした。 大人のためのワークブック買ってきてこっそりしようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本語で話そう] カテゴリの最新記事
|