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カテゴリ:日本文化
昨年の春頃、ブログ友達のしぐれ茶屋おりくさんが、今は亡きお父様のコレクションの中のたくさんの東北伝統こけしの良い使い道は無いだろうかと、ご自分のブログに書かれていたことが有った。 私は「もしその大切に集められたこけしが海外に出て行ってもかまわないか」と伺った。 日本に来た事がある海外の友人達は皆、一度日本に来たことで日本が大好きになった。 マルコスのように、ドイツの自宅の庭に蹲を配した日本庭園を自作したり、ポツダムのインゴのように寿司ネタを探して来ては自宅で寿司を作ったり日本の思い出を楽しんでいる。 日本の伝統を受け継ぐこけしをもらったなら彼らもきっとうれしいだろうと思ったのだ。 20体以上のこけしをしぐれ茶屋おりくさんから譲ってもらってから、私はそれを何かのついでに母国に持ち帰ってもらったり、プレゼントを送る時、紛れ込ませたりして海外の友人に分けた。 クリスマスのプレゼント期間が過ぎ、新年の挨拶もそろそろ終わる。こけしたちもほとんどが海を渡った。 ホームスティしたジェフに、ハンブルグのヨハンナにオレゴンのリナとジョイスと私の韓国語のペンフレンドであるキムハルモニに。 皆日本を思い出してくれているかな。 デュセルドルフのエマとルカ、ギーセンのソフィ、ポツダムのハンナ、オレゴンのゾーイ。時の経つのは早いもので、皆私が受け入れたホームステイヤーの2世だ。彼らはこけしを見て、まだ見ぬ日本に興味を持ってくれるかな。 こけしは小さな親善大使だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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