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土曜日の彼女の日記はこの文章で始まっていた。 It was the day of my wedding reception. I was waiting for my grandpa to arrive in New York. そして、長い長い日記が始まる。 私は駐車場を確保するために、病院の予約時間よりかなり早くそこに着いて、プリントアウトして来た彼女のその日の日記を車の中で読んでいた。 え、おじいちゃんがニューヨークへ行ったの? 4、5行目まで読みかけて気が付いた。その日の彼女の日記のタイトルは「Dream」 なんだ、そういうことか。 しかし、時々夢の話を書く彼女の日記だがこの日の日記は特別にリアルだった。 結婚式のためにアメリカにやってくるおじいさんが待てど暮らせど到着しないのである。 お母さんに確認するとなんと航空券が間違っていて、おじいさんはNYと違うところに飛んでしまったのだ。 そして夢の中の彼女は言う、それはすべて海外旅行なんてしたことがないおじいさんに責任がなくて、それを確認してあげなかったお母さんのせいだと。 そこまで読んで、私は笑い転げた。 おいおい、その夢は誰の夢?その夢に責任を持つのはだれ? 今日スカイプを始めると、彼女が出た。 前回はニューヨークだと思っていたらイリノイにいた彼女。 今日はニューヨークの大学のアパートにいた彼女。 ブーメランのようにあちこちに出没する現在の彼女については、またこの次許可をもらってから、書くことにして、今日は彼女の夢でとばっちりを受けた彼女のお母さんの話。 スカイプカメラで、笑いながら、「いや実にリアルな夢だった」という彼女。 いやいやわたしも、じっくりその夢楽しませてもらいましたよ。 実はこの私、週4日はお酒を飲んでへべれけになって帰ってくる彼女のお爺さんがなぜか好きなのである。 飲んだ後、自宅付近のバス停までは気が張っていて到着したけれど、バス停でダウンしてしまい救急車のお世話になることもあるという、ひょうひょうとしたおじいちゃんがなんだかいとおしいのである。 会ったともないのに。 いろんなしがらみや、欲望や、悩みを超越しちゃった世の中の「じいちゃん」たちを見ていると、なんか「こんなことで悩んでいるなんてばかみたい」と思うこともあるのだ・・・。 なかなかそこまで到達するのにはまだ修業がたりないなあ。 彼女の夢の中のおじいちゃんは、ニューヨークでもないアメリカの知らない土地で、「おかしいなあ」と言いながら、まずは一休みしてからと酒場を探しているかもしれない。 本日のおやつ 私の糖質制限中で禁断症状出る前に夫が買って帰った、横浜ロイヤルパークホテルのロールケーキ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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