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テーマ:楽天写真館(355749)
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南アルプスの懐、斜面にへばりつくように在る遠山という所に行ってみるのが夢だった。 4、5年前になるだろうか。長野県の真ん中辺りの東のはずれにある山の家から、車で挑んだことが有った。杖突峠を超え、高遠を抜け秋葉街道をひた走って分坑峠という所で大鹿村を目の前にして、大雨の後の通行止めに会い敢え無く断念した。 3年ぐらい前、再び早朝、山小屋を出て今度は中央高速を走り、飯田から秋葉街道に入るルートで再挑戦。大鹿村はスキップしてしまったが、念願の遠山、下栗の里にはたどり着いたのだった。 しかし、辿り着いたのはいいけれど、何しろ山の斜面を通る車がすれ違うのも厄介な道。対向車が来ないうちに路肩に寄せられるところまで抜けようと思って走っていると、いつしか一度も駐車出来ないまま県境を抜け静岡県に出てしまったのであった。 そこは佐久間ダム。 そして日没。 宿も取ってないし、そんなものもあたりに見当たらず、日没再試合とはいかず、今度は天竜川の反対側を北に登って、ひたすらひたすら走って、真夜中に真っ暗な山の家に帰りついたのだった。 佐久間ダムの脇のトンネルは、ダムを造るためのトンネル。わずかに裸電球だけがぶら下がっていた記憶があるが、真ん中でこんもり道路が盛り上がっているから、トンネルの出口の明かりもかすかしか見えない。 家族みんなで努めて元気よく、わざとらしく大声で話してはいたが、心細さは否めない。 そんなわけで、遠山には行くには行ったが、訪れたというには程遠い。 今度また、大鹿村を含めて再挑戦しなければ。 「大鹿村騒動記」は亡き原田芳雄さんが監督した作品である。 DVDに成るのを待って鑑賞した。「大鹿村ジビエ」とか「ディア イーター」とかどこか小ばかにしたようなジョークが入った、ちょっと悲しくて、なぜか心が温かくて、あははと大きな口を開けて笑える作品だった。 ↓ 友人がシンガポールに住むというので、我が家で開いた小さな送別会。夫の手料理のフルコース。大盛りサラダだけ洋食器ではなくアンティークに盛り付けてみた。 和の食器も良いね。 追伸 インターネットで検索したら、「大鹿ジビエ」って本当に村の特産品に有るのね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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