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ご隠居に窓拭きを頼んだわけではない。
「窓拭きもしなきゃね」と言ったら、珍しく自主的にやってくれた。家中の窓を閉めろと言われ、閉めたら、外からホースで水をかけて長い柄のガラス用モップで水滴を落として終わった。 ワックスがけの時に移動してもらったソファや机を床が乾いた後に元の位置に戻して貰った。次の部屋をやる前にちょっとティータイム。本でも読もうと思ったが、マガジンラックが壁を向いていて取り出せない。 クリスマスカードの不足分と友人の子に小さなプレゼントを文具店で買ったら、いつものようにその小さな荷物を持ってくれた。年末応募券が付いて来たのでご隠居が特設記入台で名前を書いて投函した。その後あちこち買い物して帰宅。文具店で買った物が入った袋が無い。ご隠居どこまで持っていたか記憶が無いんだとか。 もう、どんなに軽くても荷物持ってあげないことにすると宣言していた。娘達は自分たちの同じような失敗談をあげて、「どんまい」と慰める。 「出かけてくるね」と夫。 勉強しながら生返事で「はい、行ってらっしゃい」とウサギ。 勉強終わってふと気が付くと夫がいない。出かけると言ったけどどこへ行ったのかな?何時に帰るのかな?携帯電話を掛ける。 「今どこ?」 「修理用テープ買いに行くって言ったじゃない」とご隠居の笑い声がスマホの向こうに聞こえた。 どこにも責任のない隠居生活。緊張感もないけど、毎日、新鮮な笑いがいっぱいで楽しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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