|
カテゴリ:日本語で話そう
別にご隠居と喧嘩して別居してるわけではない。
完全寮生活の我が某大生(わかっちゃっているけどあえてこの字を書く)2人、当然夏休み国には帰れなかった。 彼ら春休みに岡山へ行ったと同じ方法で、一時遠く島根の同国留学生を頼って行こうとトライしたが、結局大学院の先輩から越境(県を跨ぐ)許可が出ず諦めた。 その後、島根の高校寮で集団クラスターが発生したから、今になってみれば行かなくてよかった。 それで2人どうしたかというと、今我が家にいる。 来る前は感染者のいない集団生活から来たとはいえ、こちらは持病持ちでおまけに年寄り。 そこで受け入れたけれど80%完全別居生活である。 玄関ホールは彼らのみ使用。我らは居間の掃き出し窓からウッドデッキ経由で外に出る。 玄関ホールの東側、普段客間に使っている洋間は彼らの居住区に提供。お風呂もトイレも洗面も付いている。 非接触。 玄関ホールから上がった2階も彼らの居住区。いつもはベットの2台有るゲストルームで2人一緒に寝起きさせていたが、今回はゲストルーム2部屋提供して2人をソーシャルディスタンス。 消毒液、食器洗い洗剤、掃除機、などをあてがい、自分たちで居住区を掃除する。何しろ某大学、掃除とアイロンがけはプロ集団。毎日バタバタと掃除の音がする。 洗濯機は流石に早い時期に断捨離で1台捨てて、我が家には今は1台しかない。シャワーをしたら洗濯物をビニールの袋に入れて玄関ホールに置く。 それを私が洗って返す。 食事は私かご隠居が作る。玄関ホールに小さいテーブルを置いてそこにトレーに乗せた食事を置く。「置いたよ」とline すると彼らがとりに出て部屋に取り込む。 玄関ホールを隔てて古い方の建物と後から建て替えた我らの居住区の間に2枚のドアが有る。 こちらの居間のドアはガラス張りだ。取り込む姿が見える。 そして食べ終わると綺麗に洗って拭いてテーブルの上に返っている。 厳格すぎる? いえいえ、これは最初の取り決め。互いに用心する。買い物に出る私が持ち込むことだってある。 そして高齢の私達を心配する娘達との約束でもある。 空港隔離や濃厚接触者隔離と同じ。タイでもモンゴルでもやっていること。きっと帰省した人だって高齢の親がいればやると思う。 2週間は厳格に。 幸い彼らは厳格な規則に順応できる生活をしているし、危機管理意識もしっかり持っている。こっちの要求はきちんと守ってくれる。 今時の子だから、インターネットやゲームや音楽、インターネット帰省などをして飽きずに生活している。夕方マスクを付けて決められた範囲を逸脱しないように5、6km走って腕立て伏せ150回。 これは自主練。 我らは我らで勝手に散歩。 会話のない生活? いえいえ、line もインスタもメッセンジャーもある。応答が無ければline電話をかける。 寝たいらしいから朝ごはんは食べない。 昼になって決められた時間に起きなければ叩き起こす。起床ラッパは無いからline電話をバンバンかけて叩き起こす。 「ご飯を作る都合があるから、同じ時間に食べられるように自分できちんと起きなさい」とご隠居に怒られれば、しゅんとなって、「はい」と答える。 「おはようございます」と言って、検温写真を送ってくる。 ![]() モンゴルにはセミがいないから怖いんだそうだ。 2週間と言ったが、ソーシャルディスタンスに慣れた身体は、マスク無しの人とすれ違うとき自然に身体が回避するようになってしまったのと同じで、恐らく2週間過ぎても体に染み付いた癖は治らないだろうと思う。 メイガンが友人がハグしようとすれば身体が自然に避けるようになってしまったと言っていた。きっとそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本語で話そう] カテゴリの最新記事
|