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カテゴリ:お出かけ童謡コンサート
3月2日は千葉県旭市干潟公民館に行って参りました。
公民館入り口にはポスターが貼られ、市の広報にも掲載され、更に町内放送でも 「本日14:00から童謡コンサートが開催されます…」と放送されるという徹底した告知が当日までされていました。 というのも、当初から職員の方より 「ここでは催し物をしてもなかなか集まらないので…」 と何度も伺い、また前日も 「驚くほど問い合わせがないので、明日の集客は期待しないで下さい…」 という程でしたが、いざ幕を開けたら、前方のチビッ子席はたくさんの親子で埋まり、後ろの椅子席もたくさんの人で一杯でした。 今回のお出かけコンサートはいつもの鞠村奈緒一人ではなく、リコちゃん(華村りこ)と一緒のステージで、パーカッションのクツノユキヒデさんにもお手伝い頂きました。 またステージは150個程の風船でいっぱいにしました。 〈ドレミの歌〉で始まったコンサートは、〈春がきた〉〈あめふりくまのこ〉〈海〉〈あかとんぼ〉〈雪〉等と四季の童謡へと続きますが、曲の前にはその季節にちなんだ音を流します。 〈春が来た〉の前には、雪解けの小川の音や、鳥の鳴き声が聞こえてきますが、 「何の音かな?」 の問いかけに 「みず~!」「川~っ!」「うぐいす~!」と大きな返事が返って来ました。 〈あめふりくまのこ〉の前には、雨の音、雷の音、そして雨が止みそうな音が流れますが、すかさず「雨~」「嵐~!」という声と共に、「つゆ~」という声も返ってきました。 中には雷の音で思わず耳をふさいだりするお子さんもいらっしゃいましたが、少しずつ返事も大きな声となり、子供たちも我先にと答えてくれます。 こうして季節のさまざまな音を聞き、その季節を感じ、その季節を思い出しながら歌っていきます。 もちろん知っている歌は一緒に歌ってくれますが、椅子に座っていらっしゃるおばあちゃんなども、ずーっと口ずさんでいらっしゃるようでした。 はる・なつ・あき・ふゆの童謡の次はむかしばなしですが、この日は「ねずみの嫁入り」です。 3枚目のアルバム【むかしむかし】に収録している“むかしばなしのカラオケ”をバックに流し、更にクツノさんのパーカッションも加わり、より一層お話の世界が広がり、お子さんも親御さんたちも熱心に聞き入っているようでした。 また、この日のコンサートは大人の方も多かったことから、歌う二人のむかしばなしということで〈すみれの花咲く頃〉も歌いましたが、さすがにこの曲は、お子さんたちよりも大人の方々の拍手が響いていました。 次の【音楽を聞いてどんな感じがするかな?】のコーナーでは、短い音楽を流し、楽しそう、怖そう、悲しそうなどと答えてもらうコーナーですが、子供たちは思いっきり体を使って表現してくれました。 楽器の紹介では、子供たちからリクエストをもらいながら次々と紹介して行きましたが、子供たちにとっては全てが興味深々のようでした。 また、竹の楽器“アンクロン”の演奏では、会場から6組の方にステージに上がっていただき、〈かえるのうた〉をその場で演奏してみましたが、皆さん楽しそうに参加してくれました。 ただこの曲は“ラ”の音が1音のみで、せっかくステージまで上がって頂いたのに、“ラ”の音担当の方は1回だけで終ってしまいました。 でも“ラ”が無ければ曲は成立しませんから大事な“ラ”です! こうして色々な楽器を紹介した後、今回始めての試みとして、会場内で用意したフィルムケースを使って、簡単な楽器を作ってみました。 テーブルにフィルムケース、どんぐり、大豆、テープ、そしてシールを用意し、ホームページ内の【手作り楽器】でも紹介しているような、シェーカーを作ってみました。 ただフィルムケースにどんぐりを入れただけでは寂しいので、思い思いのシールを貼ってもらいましたが、このシールは娘が幼稚園時代から集めていたもので、「もうシール遊びもしないのでコンサートで使って良いよ!」との事で持ってきましたが、子供たちはたくさんのシールを前に、かなり迷っていたようでした。 そして自分たちで作った楽器を手にし〈おもちゃのチャチャチャ〉の演奏です。 “チャチャチャ”に合わせてシェーカーを振り歌を歌いましたが、みんな元気いっぱい楽しそうでした。 演奏が終わると、ステージに飾ってあった風船をプレゼントし、最後の曲となりましたが、今回のコンサートは最初から最後まで楽しいコンサートであっという間の1時間半でした。 ところで終演後に若い女性のグループがステージまでいらっしゃいました。 お母さんにしては若すぎるし、童謡コンサートに大学生が来る事も珍しい…と思っていたら、皆さん幼稚園や保育園の保母さんになって1年目のグループとの事でした。 「コンサートは勉強になりました!」とおっしゃって頂き、一緒に写真を撮りましたが、若い保母さんがコンサートにきて頂ける事は嬉しい事ですね。 元気一杯の素直なお子さんと、お母さんお父さん。 若い保母さんや微笑ましくコンサートをご覧頂いたおじいちゃんおばあちゃん。 そうした方々で包まれた楽しいコンサートでした。 最後に干潟町公民館の皆様ありがとうございました。 お星さま事務局 www.ohoshisama.info お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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