横浜市立並木保育園
10月も末とは思えないポカポカな暖かさの中、横浜の海の近くの並木保育園にお出かけコンサートに行って参りました。会場で風船の飾りつけの準備をお母様方にお願いしていると、「何が始まるのかな~?」と、?マーク一杯でお子さんたちが入れ替わりに覗いていました。インフルエンザが流行っている事もあり、一部屋に大人数が集まるのを控え、今回は急遽、2,3歳児グループと4,5歳児グループ二つに分け、最初は2,3歳児のコンサートです。いつもは4,5歳のお兄さんお姉さんたちの元気よさに圧倒され気味で、先に答えられてしまう事が多い2,3歳のお子さんですが、この時ばかりは、小さい体ながら大きい目をして、いろんな事にしっかりと答えてくれました。 2回目は4,5歳児のグループですが、さすがに身振りも表情も受け答えも大きくなってきます。「何が聞こえるかな~」の問いには真剣に耳を傾けて聞いてくれていました。むかしばなしの朗読は《かさじぞう》でしたが、みんな耳をこらして聞いてくれ、お話が終わると「短~い!」「もっと・・・」という声もあがりました。当初は《干支のはじまり》も用意していたのですが、時間の関係でお話が出来ずに残念でした。やはり子供たちはお話が大好きなようです。特に私たちのコンサートでは、絵本を見せながらや紙芝居のような感じではなく、バックに【むかしばなしのカラオケ】というような音楽を流しながらのお話ですので、より昔話の世界に入ってくれたのかも知れません。いろんな短い音楽を聞いてどんな感じがするかな?というコーナーは毎回いろいろな答えが返ってくるのですが、今回も・楽しそう・・・・嬉しい感じ! から・懐かしい感じ! や・へびのような感じ!などいろんな答えが返ってきましたが、さすがに怖い音楽の際には椅子の後ろに隠れるお子さんや、幽霊のような手をするお子さんもいました。さまざまな楽器の紹介コーナーでは、波の音が出る楽器や、雷の音が出る楽器。不思議な音の楽器や、自然のモノを楽器にしていろんな音を聞いてもらいましたが、「もっと聞きた~い」「怖い音の楽器をやって~」などの声もあがっていました。本当に子供たちは楽器が大好きなようです。そして竹の楽器の紹介では、お母さん方や先生方に登場いただき、即興で演奏をしてもらいましたが、初めて手にする楽器を見事に奏でてくれ、子供たちも大喜びでした。コンサートの最後は、果物の形のシェーカーを手にしてみんなで演奏して終了でしたが、とにかく楽しくあっという間の2つのコンサートでした。今回はインフルエンザの影響もあって、歌やお話をカットしたりしてのコンサートでしたが、その分2,3歳児と4,5歳児に分かれることができ、それぞれの表情や気持ちががより良く出た感じがしました。今回は保護者の皆様にお招きいただきましたが、コンサートの準備にもご協力いただき、また先生方にもお世話になりありがとうございました。お星さまの贈りもの鞠村 奈緒