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テーマ:頼むよ日本政府!(594)
カテゴリ:政治経済
インボイス制度導入は、単なる増税です。特に「課税事業者」に対する増税になります。 理由は、今後、適格請求書事業者登録番号が無い領収書や請求書について、課税仕入に入れられなくなってしまうためです。 図の上の通り、消費税は「課税売上」から「課税仕入」を差し引いた残りを「÷110*10」で計算して課税する直接税です。何しろ、国税庁のホームページに、そう書いてある。 課税売上から課税仕入を差し引いた残りが「利益+非課税仕入」です。つまりは、消費税とは「(利益+非課税仕入)÷110*10」で計算されるのです。 非課税仕入の代表が人件費。つまりは、消費税とは利益と人件費に課せられる税なのです。ということは、これまで業務委託契約(※課税仕入)だった人を、正社員として雇うと(高家さんのパターン。非課税仕入)、消費税額は増えます。 【消費税課税の仕組み】 http://mtdata.jp/data_86.html#kazei 人件費に限らず、これまで「課税仕入」だった費用が、適格請求書番号が無いという理由で、非課税仕入に移ってしまうと、消費税の支払額が増えます。 インボイス制度導入に賛成していた皆さんの消費税額も増えますよ。高橋洋一も、堀江貴文も、デービッド・アトキンソンも、みんな納税額が増えるよ。よかったね。 何しろ、日々の行動において「これはインボイス? これはインボイスではない?」などと100%意識することは不可能ですから。急いでタクシー探しているときに、インボイス非対応の「空車」が来た。そりゃ、乗るでしょう。 結果、貴方の非課税仕入が増え(その分、課税仕入が減り)、消費税額が増える。 現実問題として、支出(費用)を全て課税事業者に限定するなど、不可能だよ。わずかでも非課税事業者の領収書や請求書があれば、その分、貴方の支払う消費税額が増えます。 結果、ただでさえややこしいインボイス制度が、さらに複雑化する。この予想、滅茶苦茶に自信があります。 ―――――――――――――――――――――続く―――――――――――――――――――― 記事タイトル: もの凄く複雑な軽減措置で「やったふり」 ▼ブログの続きを見る https://ameblo.jp/takaakimitsu =============================== お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.29 10:48:13
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