アマチュア無線を業務で使用
知床の観光船のずさんな業務ぶりにはあきれるばかりだが、精通者が一人もいないような経営だったのだろうか。社長は運行管理者として必要な資格を持っていなかったと言うし、無線局免許状には通信の内容とかが指定してあったはずなのにそれを守っていない。アマチュア局にも無線業務日誌や電波法令の備え付け、免許状の掲示などが義務づけられている。おそらくは業務用の船舶無線機が高価なので比較的安いアマチュア無線機を使ったのだろうが、この辺りの感覚からして経営者の資質にかけると言わざるを得ない。おそらくは認可を取り消され、賠償を命じられて廃業に追い込まれるだろうが、気の毒なのは被害にあった人たちだ。国後で女性の遺体が見つかったというが、こんなに流されていたら捜索も一筋縄では進むまい。