奥多摩・檜原村自転車ツーリング Part4
前回からの続きで、今回がラストのPart4。数馬の湯を出発すると、ぽつぽつ雨が降ってきた。坂を下りきるまでの20キロ強、武蔵五日市駅あたりまでもってくれればと思っていたけれど、そんなに甘くはなかった。雨脚は徐々に勢いを増してくる。今年の春に、もう少し下流の瀬音の湯に来たときも、温泉から出たら土砂降りになった(そのときのブログ)。前回のデジャブーであるかのように、温泉を出たら雨がひどくなってきた。雨のライディングは経験済みなので、それほど焦りはないけれど、せっかく飛ばして下ろうと思っていたのに大誤算だ。雨がひどくなってきたので雨宿りをする。檜原村は、2回来て2回とも雨。うーん。武蔵五日市駅に近づくほど雨は少なくなる。駅前はカラッと晴れているし、路面も濡れていない。なんだかなあ。山の天気は難しい。靴の中はびちょびちょなのに。前回より雨量が少なく、範囲も狭かったことを感謝すべきなのだろう。雨に遭遇しながらも順調に進めたので、前回と同様に東秋留の燈々庵へ行くことにした。遅かったこともあり予約も取れた。1Fの待合はギャラリーになっているこの日(9/14)は中秋の名月ということで、月見らしい飾り付けだった。これを見ながら食す。前回は\4,200のコースだったので、今回はお店の人が主力だという\5,775のコースを注文。前菜 夜長月漆大皿七種盛り椀盛 胡桃豆腐茸柿細根大根柚子造り 戻り鰹 岩魚 焼き占地 岩魚の刺身なんて初めて食べた中皿 無花果甲州煮胡麻味噌がけ 干しマスカット焼き物 子持ち鮎 味噌祐庵焼き 子持ちの鮎は初めて。少し甘いタレが塗ってある。でも個人的には塩焼きのほうが好き。焚合 里芋三枚肉煮おろし 舞茸水菜針柚子揚げ物 季節の天ぷら三種(柿、銀杏、あけび?) 果物の天ぷらも面白い酢の物 生海月長芋りんご ひきおくら丁字山葵酢栗ご飯、茗荷の味噌汁水物 有の実コンポートヨーグルトムースオレンジママレードざくろミントサービスや雰囲気、食事には満足しつつも、1ランク安い\4,200のコースと差を感じるかといえば難しい。異なる時期なので単純な比較はできないのだけれど―――総合的な満足度は変わらないし、食材や料理のレベルの差も感じない。今回のほうが2皿多いけれど、量的には\4,200のコースでも十分。総合的な満足度が変わらないとすれば、約\1,500ほど安い「椿のコース」に魅力を感じる。くしくも前回のコメント↓が現実のものとなってしまった。アルコールを飲みながらじっくり過ごすならば、あと2品多い\5,775のコースでもいいかもしれない。個人的には、いっそのこと2倍の\8,400のコースに興味あり。これだと食材のクオリティが上がりそう。遅めのランチを終えて、さあ出発。自宅まで、あと40キロだ。帰りは玉川上水沿いを進む。ここは車や信号の数が少なくて走りやすい。武蔵五日市からゆるい下り勾配なのでペダルをこぐのは楽だけれど、やはり遠い。延々と玉川上水が続くようやく三鷹に到着。こちらでもお祭りをしているようだ。夜の7時過ぎにようやく到着。本日の走行距離は約70km。2日間合計で約190km。1日目のヒルクライムはつらかったけれど、よい意味でも悪い意味でも収穫のあったツーリングだった。それに少しやせたのもうれしい。Part4まで、ご愛読ありがとうございました。Part1から読んでみる。気が向いたら投票お願いします→