老後の資金に関する調査
楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、本社:東京都品川区)は、老後の資金に関するインターネット調査を実施した。今回の調査は2008年6月23日から26日にかけて、全国の楽天リサーチ登録モニター(約160万人)の中から20~60代の男女計1,000人(男女各500人)を対象に実施した。調査結果概要■老後の金銭的な見通しに不安を感じている人が8割近くに上った。■老後の資金計画を「考えてはいるが具体的に準備していない」人は5割超。■約6割が公的年金に期待していないと回答。期待しているという回答を上回った。■定年後の生活資金は「公的年金と、預貯金や個人年金で半々ぐらい」と考えている人が多かった。■6割以上の人が、公的年金の受取額を把握していないことがわかった。■公的年金の受け取り予想額は「5万円~10万円未満」が最も多かった。■老後の1カ月の生活費は「10万円~20万円未満」が最も多かった。■公的年金以外の老後のお金対策で最も多かったのは預貯金で、個人年金保険・生命保険がそれに続いた。■老後のお金に関する情報源は、インターネット、口コミ、新聞広告・記事がトップ3。調査対象が20代から60代までを均等に割り当てたので、具体的なプランを持っていない人が多いのも仕方がない気もするが、これでは老後は暗く、このような状況を若者は察知して昨今の事件が多発する一因となっているのかも知れない。現在の年金支給率では加入者全員がもらえる国民年金分が40年加盟していれば、7万弱、厚生年金の収入に比例した部分報酬比例部分が10万ー16万位なので、人並みの余裕のある暮らしをするためには、月に28万位必要と言われている。従って年金だけでは月に5万から10万位不足することになる。この不足分は平均寿命でも20年必要なので、1200万から2400万くらいは退職金と貯蓄から出すことになる。更に旅行や趣味を楽しみたい場合は追加で1000万位必要だ。この額は今55歳以上で中堅企業以上に勤務している人には妥当な額だが、今後は年金、退職金共に減っていくので、個人の利殖を計画的に行わなければならなくなる。世代ごとの保険料負担額と年金給付額2005年時の年齢保険料(万円)給付額(万円)倍率70歳(1935年生)6705,5008.360歳(1945年生)1,1005,1004.650歳(1955年生)1,6005,1003.240歳(1965年生)2,2005,9002.730歳(1975年生)2,8006,7002.420歳(1985年生)3,3007,6002.310歳(1995年生)3,7008,5002.30歳(2005年生)4,1009,5002.3(厚生労働省推計)