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カテゴリ:親の願い
「祈り」とは神などの人間を超える神格化されたものに対して、
何かの実現を願うことである。 昨日はさえりんの10回目の月命日。 朝、一人でお経をあげて、10時になったら花屋さんへ行きお供えの花を買った。 家に帰りさえりんの仏壇の花をピンク色の可愛いお花に代えた。 今までは殆ど平日で主人が休みを合わせて一緒に行ってくれたのに、昨日は仕事。 現場には一人で行く勇気がなかったので、次女に一緒に行ってくれるように頼んだ。そしたら、次女は「もちろん行くよ!」と言ってくれたので、嬉しかった。 次女と一緒にまずお墓参りをしてから現場に向かった。 さえりんが轢かれた横断歩道を通るのは嫌だったので一つ向こうの 信号から回って、事故現場近くのローソンの駐車場に車をとめた。 次女と2人でお花と水を持って横断歩道を渡り現場に行った。 すると今までお花を供えていた電柱が新しいものに代わっていて そこにあったお水などは隣の電柱にそのまま移動してあった。 そして今月も先客があった。だぶん・・・だと思う。 先客が置いていった花を見ながら、ふと思った。 この花はいつまで届けられるのだろうか??? ただのパフォーマンスだとしたら、 刑事裁判が終わったらもうそれで終わりだろうか??? そうしたら、相手はもう何もなかったように、ここであなたのせいで 命を落とした娘の事なんてすっかり忘れてしまうんだろうか??? 花には何の罪もないのに急に悔しく憎らしく感じてしまった・・・ 相手はこの花をこの場所に供えて、何を思ったのだろうか??? 何か祈ったのだろうか??? 自分の罪が軽くなる様にとでも祈ったんだろうか??? そんな思いが頭を巡る・・・ それでも新しいお花を供えてお水をあげて、古いお花は持ってきたゴミ袋へ。 そして手を合わせて祈る!! もう神も仏も信じていない私が、今さら祈ったところでさえりんが蘇って 来ることなんて、ないと分かっているのに・・・ それでも「どうかさえりんが向こうの世界で幸せに笑っていますように!!」 と、祈らずにはいられないんです!! もう私がさえりんのためにしてあげられる事なんて、他に何も思いつかないから せめて、娘の幸せくらいは祈ってあげたいんです!! 私はバカな親だから、いつまでもいつまでも娘を想うことしか出来ないから。 昨日は一日喪に服す気持ちで過ごした。 といっても、いつもとあまり変わらないけど・・・ いつものようにお庭でお花を眺めながら、お花の成長を微笑ましく見ながら、 まるでさえりんが身近にいるように感じて穏やかに時間が過ぎていったのです。 (さえりん9歳 祖父母と妹と一緒に親戚宅で) ![]() (昨日の現場) ![]() いつも温かいコメントありがとうございます ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() さえりん動画はこちら ![]() さえりんの部屋別館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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