|
カテゴリ:被害者遺族の声
早いものでもう11月になり、今年もあと2ヵ月を切りました。
11月は次女の23歳の誕生日があり、同じ日がさえりんがメッセンジャーとして3年目の誕生した日でもあります。今年の11月はこれといった予定もなくのんびり過ごせそうです。 10月31日の夜中にさえりんが久しぶりに夢に出てきてくれてから、2日間立つことも出来なかった右足の捻挫が、不思議なことに腫れと痛みが緩和されてゆっくり歩けるようになりました。あれから足の痛みは殆ど感じなくなり、変な風にひねると痛いですが、今ではなんとか普通に歩けるようになりました。まだ右足の外側の側面には線のような青あざができていますが(^-^; 本当に骨にひびが入っていなくて良かったです!! 2日間動けない不自由を味わうと、こうして自由に身軽に動けることって本当にありがたくって元気に暮らせるだけで感謝なんだと実感しました!!そして自由に動けるとご飯もとっても美味しく感じるのです。美味しく食べれて、ちゃんと動けて、住む家がある、主人や次女も傍にいてくれる、さえりんにはもう逢えないけどいつも見守っていてピンチな時には夢で助けに来てくれるそう思えば今の私は充分すぎるほど恵まれていて幸せなんだと感じられるのですが・・・ それでもまだまだ人間修業ができていない私は、時々怒りの感情が爆発したり、感謝と思えなかったり、加害者に対してはたぶん一生恨むでしょうし到底赦すことはできません。ここだけは譲れない変えられない私の感情です。もしかしたらこれを赦せるかどうかが私の人生修行の課題なのかもしれませんが、もしそうなら落第でいいです。地獄へ落ちても人間失格でも構いません。それくらいの出来事なんです。これもきっと自分がその立場になって体験してみないと分からない事なのでしょう。私もこうなる前はこの世の中は正義が勝つとか、綺麗ごとだけでうまくいく社会だと信じていたからすっかり心が荒んでしまったのかもしれません(>_<) 昨夜もこのブログを書いていたらある被害者ご遺族からLINEで質問がきました。その方は今年5月に公式LINEからご連絡をいただいた方です。ネットで被害者遺族を調べていた私を見つけて下さったそうです。時々様々な疑問や質問を送って下さるのでちょっと過酷かもしれませんが私が体験した真実をありのままお伝えしています。私も経験しましたが、中途半端な励ましや安易に楽観的な憶測を言っても結局すべてこの「加害者天国」な社会に裏切られて余計に辛い思いをされると思うので。その方の詳しい状況は控えさせていただきますが、数年前に当時高校生の息子さんをさえりんと同じような状況の交通事故で亡くされた被害者ご遺族です。 私は自分がある日突然娘を亡くしてこの先どうやって生きて行けばよいのか分からず奈落のどん底に突き落とされました。その時一筋の光になったのがネットで探して辿り着いたmeronさんの楽天ブログでした。それで思ったのです「私もいつか誰かのほんの少しでも光りになれたらいいなあ」そんな思いから自分が被害者遺族として体験していくことをリアル中継のようにブログに書こうと。もちろんさえりんのことを無かったことにされたくなくて多くの方々にさえりんを知っていただきたいという思いも強かったです。それが「さえりんの部屋」でブログを書き始めたきっかけです。 私はブログをはじめたこの4年の間に何人かの被害者ご遺族と知り合いました。昨日書いた沙紀さんもそのお1人です。そしてそれはこの社会の中ではほんの一握りの方々に過ぎません。この社会の中には多分想像を超えるほどの被害者ご遺族がいらっしゃるのです。それは我が子を亡くされた方だけでなく、兄弟姉妹や従姉や親せきや両親祖父母を亡くされた方、恋人や友人や同級生を亡くされた方、そうやって考えてみるとこの社会の中には交通事故によって大切な方を亡くされ悲嘆にくれる方々がいかに多いかと推測できるのです。もちろんご病気や不慮の事故の方もみえます。もちろん死別の悲しみは変わりません。 だとしても交通事故被害者遺族が置かれた立場はこれほどまでに過酷で残酷だったんだと自分が体験して初めて知ったのです。できることなら警察や検察や裁判官なんて関わりたくなかったし、刑事裁判も民事裁判のことも一生知らないままの方がどんなに幸せだったかと思ってしまいます。 この日本は表向きは平和な国ですが、その中には私のように一見普通に見えても水面下で苦しんでいる被害者遺族が山ほどみえるのです。ただ見えていないだけです。見えないように隠している方もいるし、見ようとしなければそれで生活できます、関わらなければ良いのですから。でも私もそうだったようにいつ誰がこの水面下の苦しみにある日突然突き落されるのか分からない社会でもあるのです。そんな現状を知っていただけるだけでも私は発信して良かったと思っています。だからまずはこの社会の闇を知っていただくことから、そしていつか多くの方々の誠実な声によってこの社会が本物の平和で住みやすい社会になることを願っているのです。 (さえりん1歳1カ月 公園の滑り台に挑戦) いつも温かいコメントありがとうございます さえママへのメールはこちらから にほんブログ村、応援おねがいします!! この「さえりんの部屋」を一人でも多くの方に読んでいただき、 交通死亡事故で悲しむ人がもう増えませんようにと心から願っています!! さえりんをクリックしてください!! にほんブログ村 さえパパの「可愛いさえりん1分間動画💛」ぜひ見にきてね!! さえりん動画はこちら にじいろ会公式ホームページが完成しました!! よろしければ以下のリンクからご覧下さい。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[被害者遺族の声] カテゴリの最新記事
|