給料日に書く正統的な日記の一例。
朝。出勤してATMでお給料が振り込まれているのを確認する。久しぶりの日勤である。肉体労働である。予定表で今日は手術の件数が少ないのに少し、安堵する。昼食。学食でグリーンカレーを注文。レジのおばちゃんが「激辛よ」と忠告してくれるが、本来自分は辛党なのだ。エスニックカレーの味は学生時代、東京で覚えた。これにヨーグルトがあればいうことないのだが、と思いながらあたりを見渡す。学生の顔がみな、賢そうである。本部キャンパスの学食とは比べものにならない。やはり、医学部である。手術室のエアコンはあつい。だからといって掃除夫ふぜいが勝手にいじくれるものではない。仕事の合間にロッカーで水を飲む。それでも足りなくて仕事が終わったあとにポカリスェットで喉の渇きをいやした。いつもと違う帰り道。TSUTAYAで『堀江式英単語学習帳』を横目に(受験生だったら買っただろうか)、『ゴーマニズム宣言EXTRA1』と、それにつられるかたちで『新ゴーマニズム宣言 14巻』を購入。しめて2,625円である。いつもと違う帰り道 その2。道路沿いに大人1,200円の理容店を見つける。これまでは1,365円の店で頭を刈っていたが、今度からはここにすることにしよう。いつもと違う帰り道 その3。やはり道路沿いに地元で有名なちゃんぽん屋を発見。そうか、ここにあったのか、と外から見れるお品書きを拝見。財布の中身と相談し、時刻を確認してあきらめる。郵便局は閉まっている。銀行のATMだと手数料がかかる。また今度にしよう。新聞を読む。防災科学技術研究所が、将来起こる地震によって自分の住む町が強い揺れに見舞われる確率が一目で分かる情報システムを開発したという記事が目に入る。早速、地震ハザードステーションにアクセスしてみた。幸い近所に活断層らしきものは見当たらないようだ。少しほっとしてネット上の日記にアクセスする。