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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2005.04.17
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カテゴリ:徒然日記
仕事を覚えるのは、難しいです。
大体の段取りは頭に入っているのです。
ただ、いざというときにあわててしまうのです。

もうひとつ。
大まかなことは分かっているのです。
細かいところがなっていないのです。
いわば、1/2+1/4+1/8+1/16+…と無限に続けていって、限りなく1に近づけようとする作業を今やっているのだが、どうやらここにきてそれが限界に来てしまった感がします。

清掃のときは3枚ですんだ自作のマニュアルが、宿直業務に入ってからもう10枚になりましたけれども、毎回毎回新しい失敗をやらかすので、ついに上司の雷が落ちてしまいました。「そんなもの、もう書くな!」

だけどね、書かないともっと失敗をやらかしてますよ。
能力ないんですから。
頭、悪いんですから。


具体的に言うと。
(他にもいくつかあるのですが)プリンターに紙を入れすぎて、紙詰まりをおこしてしまったのです。
そいでもって患者案内票が出てこない、診療行為通知書が出てこない、救急受付ができない…という事態になってしまったので。

メーカーさんを呼んできてメンテナンス。
お金がかかるから当然説明を求められます。
上司は始末書を書かなければなりません。
いつも一緒に帰る上司も、今朝は流石に一人で帰られました。
無理もありませんね。

初めての、新しい失敗でも、そのひとつひとつが「大きい」のです。
だから失敗録を書き付けて、できるだけ同じ間違いを繰り返さないよう心がけているのですが…

頭、悪いんです。
能力ないんです。
これ、ほとんど「障害」なんです。
CTスキャンを見てください。
自分は人の70%くらいの脳みそで頑張っているんです。
高次脳機能障害とでもいえばよろしいのでしょうか。
分析的能力には長けていても、総合的能力に劣るのです。

不幸なことに言葉だけは達者なので。
ジョブコーチをつけてもらうような「障害」でもないので。
ましてや「障害者枠」で雇われたわけでもないので。
大変申し上げにくいのですが…

なんてね。
言えるわけないじゃん。
こうなったら自分の分析的能力をフルに活用して、業務に関わる「世界観」を掘り下げて自分自身に理解させなければいけませんね。

対策と傾向はそれからです。
マニュアルも全面的に更新したほうがよさそうです。

ということで、この日記、まだ続きます。
あ・と・で。

---------------------


あとになりました。
マニュアルも更新しました。
どこかに「救急車で運ばれたら、保険証を見せてくださいといわれた」という主旨の一行日記のネタがありまして、100人以上もの人が「そうだそうだ! 救急患者に向かって非情な事を言う!」という旨の反応を寄せられておりましたが…

立場が違うとそうもいえなくなるものです。

医療行為は慈善事業ではありません。原則としてかかった費用の3割は患者さんに負担していただき、残り7割は社会保険診療報酬支払基金(「支払基金」)や国民健康保険団体連合会(国保連合会)に請求します。だから救急医療を求めてきた患者さんであっても、保険証の提示を求めるのです。

受付はコンピュータで行います。保険証を持っていない場合でも身元は確認しなければなりません。最低限氏名と生年月日だけは入力しないと先に進まないシステムになっているのです。
ホームレスや行き倒れ等の場合は「カリ トウロク」さん「1月1日生」で登録することもありますが、それはあくまで緊急やむをえない場合に限られます。

再来患者の場合は診察券も提示していただきます。なければこちらで仮の診察券を作成します。目の前にいる患者さんのカルテが確かにその人のものであるか、患者さんのID番号で照合し、カルテの番号と一致するのを確認の上(ここまでが事務の仕事です)、過去の診療記録を調べ、適切な医療行為を行うためです。

救急の患者さんやご家族の方にとって一刻も早く…という思いは分かりますが、こうした事務手続きをおろそかにすると医療ミスなどのトラブルの元になるのです。
また時間外で救急患者を受け付けた場合、通常の時間内受付への引継ぎの問題もありますので、書類は出来るだけそろえ、不備なら不備とその旨明記しなければなりません。

書類には2種類あります。ひとつは医療現場で使用する書類。これはカルテなどが主で、間違いのないように現場に届けなければなりません。
もうひとつは医療事務用の書類。入院患者さんの所在も含め、最終的には患者さん及び機関への診療報酬請求に行き着くもので、保険証等のコピー、救急車使用の有無、病衣使用の有無、入院保証書、診療行為通知書等が含まれます。

外来で来られた患者さんが入院になった場合、緊急の連絡先、病衣使用の有無などを確認し、入院保証書を書いていただきます。結局はお金が絡んでくるのですが、もしそのときに書いていただかないと、患者さんを入院させたまま家族は音信不通、という事態も想定できます。だから、どうしても3割負担分を取りはぐれないように、との病院側の措置なのです。

マニュアルマニュアルといわれますが、仕事においては、まずミスをしないことが第一なのです。


なんてね。
別に病院の広報ぶるわけじゃありませんけれど。
そういうことなのです。
どうぞご理解お願い致します。
と、自分自身に言ってみる。

♪保険証も診察券もないからといって身元確認もせずに患者さんを通していては、それこそこっちのクビが吹っ飛んで、救急車送りですから~

残念!!

まあね、今月いっぱいは様子を見られるでしょうから、今すぐクビになることはないでしょう。
でもまあ本来、まずは「職場の思考回路」に馴染むことから「雇われ人」の仕事は始まるのですよね。
馴染めないなら馴染めないで、批判ばかりしていないでよそに行けばいいのです。
自分が馴染める職場に行けばいいのです。
そう、思います。

ちなみに、自分が今派遣されている病院では、時間外診療でイキナリお金をとったりはしておりません。
その代わり、いついつまでに料金をちゃんと払ってね、そのときは保険証を持ってきてね、という主旨の書類に住所氏名電話番号を書いていただいております。


今日は、これまで。





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Last updated  2005.04.20 19:35:14
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