カテゴリ:書評・読書メモ
池上彰「学び続ける力」(講談社現代新書) 2013年刊 リベラルアーツとは、 「すぐに役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」 と同時に、 「すぐには役に立たないこと」を学んでおけば、 「ずっと役に立つ」、という考え方。 教養ともいう。 大学で何を学ぶか? と、もし聞かれたら、 一つは、 「批判力=批判的に見る力を持つ」ことである。 批判力を身につけるのに大切なのは、 何についても「引っかかるところを見つける」ことです。 もう一つは、 「自ら学ぶ力」である。 ≪一見役に立たない「教養」を学ぶ時間を削り、 専門科目だけを徹底的に習得すると、 学生たちは「できる人間」になるが、この「できる人間」とは、 「決められた枠組み」の中で「できる人間」のことである。 価値観が多様化して、「枠組み」そのものをどう決めるかが 問われる時代には、「決められた枠組み」の中だけで「できる人間」 や「専門家」は、新しい時代には対応できない。≫ <目次> 第1章 学ぶことは楽しい(名刺の力をはずして まずは刑法、刑事訴訟法から勉強した ほか) 第2章 大学で教えることになった(理科系の大学で教えることになった リベラルアーツとはどんなものか ほか) 第3章 身につけたい力(ノートのとり方 キーボード入力への懸念 ほか) 第4章 読書の楽しさ(人生を変えた一冊の本 ショーペンハウエルの衝撃 ほか) 第5章 学ぶことは生きること(いまの教養 アメリカの大学の教養教育 ほか) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.12.14 17:18:02
コメント(0) | コメントを書く
[書評・読書メモ] カテゴリの最新記事
|
|