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2015.06.07
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カテゴリ:哲学・思想
悪しき造物主

エミール・ミシェル・シオラン「悪しき造物主」(叢書・ウニベルシタス)

訳 金井 裕

法政大学出版局

1984年刊




≪一人ひとりの人間は、外部から見れば、ひとつの偶発時、幻影である(・・)

 たぶん私たちは、ほとんど他人を見つめるのと同じように、自分自身を外部から

 眺めてみるべきであり、自分自身とはもはや何ら共通のものはもたぬように

 試みるべきであろう。

 もし私がおのれ自身に対して、見知らぬ他人として振舞うならば、

 私は自分が死ぬのをまったく無関心に眺めているだろうし、

 私の生も、私の死も、もはや<私のもの>ではなくなるだろう。

 生と死とが私のものである限り、そして私がそれらを私のものとして引き受けている

 限り、それらは私の力ではいかんともし難い試練である。

 これに反し、これらのものには内在的存在が欠けており、いささかも私と

 かかわりをもたぬはずだと納得すれば、なんと気持の休まることか!≫

 ・・痛みの中では、こんな心境にもなります(>_<)






≪覚醒は知的能力とは別個のものである。

 人は才能に恵まれていながら、精神的な意味で馬鹿者でもありうる。


 また一方、知識としての知識をもっているからといって、

 それだけ進歩しているというわけでもない。

 <認識の目>、こういうものは無学な人間でももつことはできるし、

 従って彼は、どんな学者よりも優れた者でありうる。≫

 その一つが、「自分という存在は自分ではなく、自分のもっているものは

 自分のものではないと見抜くこと」でもある。






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最終更新日  2015.06.07 10:07:21
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