テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:判官的日常生活
阪神淡路大震災では、温かいとん汁と、フリースと、真新しいスニーカーと、誰かが掛けてくれた「怪我しなさんなよ」の一言が大きな励みになりました。 あの日、神戸に手を差し延べてくださった全国の方々、あの時、神戸に声援を贈ってくださった日本中の方々に感謝しています。 それでも10年。 不良債権を清算して、人並みの生活をするまでには10年の月日が必要でした。 途方に暮れて、不条理だと思い、不公平だとも思い、ついつい他の人の暮らし振りと自分を比べて、悔しがったり、恥ずかしがったり、羨んだり、妬んだり、不運だと自分を呪ったりもしました。 このブログをはじめたのは2005年の5月。 丁度、阪神淡路大震災から引きずっていた過去に一区切りがついてからのことでした。 震災からすっかり遠回りして、気がつけば未だに独り。 でも、少しずつ、失った時間を取り戻し続けることが、たぶん私の人生なのでしょう・・・ そんな私が、東北地方太平洋沖地震で被災した方々に、今、恩返しできること。 余りにもささやかで小さな事ですが、これから、少しずつ色んな形で、恩返しをさせていただきます。 あの美しい海岸線の猟師町の風情を、復興させたいと心から願っています。 あの激しい大災害を生き抜き、暮らしを取り戻そうとしている方々、そして全力で復旧に取り組む方々を、同じ日本人として心から誇りに思い、感謝しています。 神戸の街を超える、奇跡の復興を心から願い、祈っています・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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