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今週のThe・プロファイラーのお題はエリザベス1世。
再放送だったのですが面白そうだったので視聴。 英仏百年戦争での敗北、「薔薇戦争」における内紛で国力が低下したイングランド。それを立て直し、大英帝国の基礎を作ったのはエリザベス1世で生涯独身を貫き「ヴァージン・クィーン」と呼ばれた彼女の裏に迫るという内容(映画「エリザベス」と続編「~ゴールデンエイジ」の映像を交えつつ) エリザベス1世はイギリス国教会の基礎を作ったが、6度結婚したという無茶ぶりで知られるヘンリー8世と2度目の妻・アン・ブーリン(アン・ブリンとも)との間に生まれたが、少女時代は不遇で死と隣り合わせにいたほど。 ・(「薔薇戦争」などの国力の低下のため女ではデューダー朝は任せられないと考えていたため)男子を渇望したヘンリー8世はアンに不倫の罪を着せた上で死刑にした上、エリザベスを庶子扱いにした ・6人目の妃・キャサリン・パーはヘンリー8世と対等に学術論議が出来るほどの教養の持ち主でエリザベスはキャサリン・パーのおかげで語学・礼儀作法を身につけ、メアリと共に王位継承権も取り戻した。 ・腹違いの姉・メアリ1世には憎まれて(母を王妃の座から追いやった淫婦の娘と憎んでたし、エリザベスの母・アン・ブーリンに侮辱を受けていた)ロンドン塔に幽閉されるという不遇を経験した。 という壮絶な少女時代を過ごしたエリザベスだが姉が病死したため女王に即位。優秀な大臣のおかげで国力をメキメキ上げていったわけですが、為政者としては(父と姉の反動なのか)優柔不断な所があったり、イケメンとお世辞が好きという一面があったものの、今のイギリス王室の姿勢、オープンな王室というのを提示したのはエリザベス1世の時。 スペインの国力を殺ぐために政府公認の海賊を利用してた・・ってのは知ってたが幼馴染だったロバート・ダドリーとの恋、スコットランド女王メアリ・スチュワートとの確執については知らなかったので面白いと思った話。 メアリ・スチュワートとの確執→死刑にいたる経緯にしても、先ほど書いたエリザベスの優柔不断さが災いしたところがあったってので為政者としてはどうかと思うなぁ。為政者って時には即座に冷徹な決定を下さなければならないので。 エリザベスが独身を貫いたため子供がおらず、メアリ・スチュワートの子ジェームス6世(イングランド王としてはジェームス1世)がイングランド王になるとは皮肉な話。(メアリ・スチュワートは死刑になる前に意味深な予言をしてたとか) エリザベス1世の肖像画についても言及。絵師に何枚も肖像画を描かせているが老け顔じゃなく美化されていたことなんだけど、いわれてみれば美化されまくり。 死後見つかった日記にはロバート・ダドリーに対する感謝と愛の言葉が見つかって・・というのも初耳です。 エリザベス 【Blu-ray】 エリザベス:ゴールデン・エイジ【Blu-ray】 [ ケイト・ブランシェット ] 【中古】ブーリン家の姉妹 (2008) コレクターズ・エディション/ナタリー・ポートマンDVD/洋画史劇スペクタクル エリザベス1世の母・アン・ブーリンとその妹メアリーの悲劇を描く。 [CD] リック・ウェイクマン/ヘンリー八世の六人の妻(SHM-CD) イエスのキーボード担当リック・ウェイクマンのソロアルバムでヘンリー8世の6人のお妃をお題にしたコンセプトアルバム。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 1, 2018 10:41:18 AM
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