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テーマ:今日聴いた音楽(73709)
カテゴリ:音楽(歌番組・MV含む)
今回のお題はBOOWYの「MORAL」。
BOOWYの1stで1982年3/21にビクター/インビテーションからリリース(初CD化は1986年2/5)。PDは「MARIAH」の渡辺モリオ。 氷室京介(本作リリース時は「狂介」。占い師の勧めで「京介」に改名)はBOOWY結成前はレコード会社の意向で「スピニッジ・パワー」のVoとしてデビューしたが、音楽性の違いから脱退。バンド結成を考えていた氷室は事務所からメンバーを自分で選定するようにと言われ、それまで交流のなかった布袋寅泰に連絡し、バンド結成を持ちかける。自身のバンドが解散状態だった布袋はその話に乗り、氷室・布袋の人脈からメンバーを集めることに。氷室の幼馴染で同じバンド仲間だった松井恒松(BOOWY加入前は「織田哲郎&9thImage」(FODの北島健二も参加していた)のメンバー)、氷室とは「スピニッジ・パワー」で一緒だった木村マモル(Ds)、諸星アツシ(Gt)、深沢和明(Sax)が参加することになり「暴威」という名前で活動をスタートさせることになる。 レコーディング終盤になると木村から「プレイヤーではなくプロデューサーとして活動したい」と申し出があり、バンドを脱退したいという旨を伝えられる。知人を介して高橋まことが参加することになる。(高橋がドラムを叩いてるのは「Mass Age」「Watch Your Boy」のみ) <曲目> 01(A-1). Introduction 02(A-2). Image Down 03(A-3). School Out 04(A-4). Elite 05(A-5). Give It To Me 06(A-6). No N.y. 07(B-1). Mass Age 08(B-2). Watch Your Boy 09(B-3). Rats 10(B-4). Moral 11(B-5). Guerrilla 12(B-6). On My Beat 13(B-7). Endless *対応サブスク:Apple・Spotify 音楽に関する知識や技術をメンバーが理解していなかったことからレコーディングは困難を極め、当時陣内孝則が在籍していた「ザ・ロッカーズ」が寺院で一発録りを成功させたことから本作もほとんど一発録りで行われ、歌録りも同時に行っていた。 布袋は後に本作を「アマチュアのミュージシャンがスタジオで練習しているものをそのまま録ったような作品」と評している。 #2はライブの定番となり、間奏の「IMAGE DOWN」のところはファンが唄うのがお約束「GIGS-JUST A HERO(ライブアルバム)」で氷室が間奏部分で「ライブハウス武道館へようこそ」とMCしている(ベスト盤「THIS BOOWY」にも収録) 「♪かっこがいいよ おまえはいつでも 心も体もバラ売りしてさ」とか「愛だ恋だを上手に使い分けてみても 先も中身もないのさ 尻が軽いだけじゃ」という歌詞は男をとっかえひっかえしてる女子に対する皮肉がわかる。 #3は歌詞から体制に反発する学生のことをイメージしたような印象。 #4はエリートに対する皮肉が見られる #6は1985年リリースの「BAD FEELING」のC/W曲として再レコーディングされている。詞は氷室が書く予定だったが、メロディに合う歌詞が書けず、深沢が代わりに作詞することに。本作のバージョンの間奏部分は1980年に起こったジョン・レノン射殺事件に触発され、ジョンの訃報を伝える英語のラジオ音声が入っている。 最初に聞いたのは再レコーディング版だったので、オリジナルは地味な印象。 #10は人間の二面性がテーマ。氷室と松井の小学生時代のクラスメイトだった山田かまちの死が元になっているという。「♪人の不幸は大好きさ」「あいつが自殺したって時も…」「その下面のすぐ裏の下心は隠し通して」って所に人間の心の闇が見える。 #11はサラリーマンに対するアンチテーゼがお題。「僕、結構幸せだなぁ」のセリフは布袋、「夕べ徹マンでまだ眠いんだよね」のセリフは松井によるもの。聞いてると今のサラリーマンにも通じるよな。 本作は詞は攻撃的、ベースの音が全面に出てる。 【中古】 MORAL /BOΦWY 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 13, 2021 02:47:49 PM
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