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sasama_tea

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2006.11.06
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ゲンノショウコの花は、寒い地域ではもう見られないかもしれませんが、ここ千葉においてはまだ若干ですが咲いています。

皆さんのお話を伺っていますと、場所によってか、それともただ単にお目にかかれていないのか、ある特定の花の色しかご覧になっていないようですね。


もともと、園芸植物でおなじみのゼラニウム(Geraniumゲンノショウコが分類されるフウロソウ属)の花色が豊富であることからもお分かりになりますように、ゲンノショウコの場合も花色に富んでいるようです。

4枚の画像を一度に見ていただけるようにまとめてみました(当然ですが、それぞれは別個体です)。
撮影条件が異なることと、我がUDC-5Mが赤色の再現に不得手であることを差し引いても、段階的に色が変化していく様子が伝わりますか?


この写真の自生する範囲は、せいぜい5km四方に納まります。
それぞれの場所は現状では飛び地となっていますが、おそらく開発以前は境目なく繋がっていたことでしょう。

「ミコシグサ(神輿草)」の別名の由来となっている、種子を飛ばした後の果実の形状をご存知の方も少なくないと思いますが、てこの原理で種子はかなり遠くまで飛ばされます。

こうやって親元から遠く飛ばされた子供たちは、遠くの血の繋がりの薄い相手と子を儲けることによって、これほど不思議な色の変化を演出しているのでしょう。




栽培下のゲンノショウコ(10/21)
さて、ゲンノショウコの赤い花なのですが、実は私の知る限りでは、自生状態ではもう確認できなくなりました(右の写真は、現在私が栽培しているものです)。

もう何年も前のことになりますが、この赤花の個体が自生している場所周辺は、枯れ草などの火災原因を取り除くためとか、(住宅地の直ぐ隣に存在するために)防犯上の理由とかで、笹薮が切られ、その他諸々の植物も一緒くたに刈り取られてしまいました。

その時に、このゲンノショウコも一緒に消えてしまいました(他にも、ヤマユリ、キンラン、イチヤクソウなど数知れず)。
ただ、幸か不幸か、そうなる前に種子から栽培していたものですから、私の手元には残りました。

そして、狭いベランダの中で、あちこちの鉢の中から実生が現れます。
これらが全て赤い花を咲かせてくれます。
しかも、早いものでは株が春頃に芽生えたものが、その年の夏から秋に花をつけます。

関西ではゲンノショウコは赤花が主体ということですが、この子達は千葉生まれ。
大事に、大事に育てていきます。
ただ、何もしなくても勝手に育ちますがね。





私の感覚では、

  「ゲンノショウコの花の色は、探せば濃淡いろいろ見つかるのではないか」

と思っています。

固定観念を捨て去ることによって、それまで見えていなかった事象が見えてくることもあると思います。

ほら、意外にあなたの足許に探しものがあるのかも知れませんよ

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最終更新日  2006.11.06 01:45:44
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