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2020年04月15日
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カテゴリ:写真
1991年6月ですから、29年前になりますか・・・雲仙普賢岳の土石流による災害。
その後1995年1月、帰省の際に被害に遭われた地区に立ち寄る機会がありました。

見ての通りの無残な状況でした。

土石流が流れてから4年経ってもこの状態でした。

何も手付かずのまま残っていることが余計に被害の惨さを感じました。

アンダー目に撮ったことで分かりにくいですが、島原鉄道の駅です。
線路が土石に埋もれてしまっています。

夕暮れの普賢岳、こんだけ被害を及ぼしながら何気なく煙をモクモクと呑気に吹いている姿が美しいだけに腹が立ってきました。
今、この地区はきれいに生まれ変わっています。被害に遭った家も一部が記念館の資料として資料館の建物に覆われた形で残っています。
資料館に残る被災した家屋は被害を伝えてくれますが、私には写真にある潰れてしまった景色の生々しさを見ただけに、あまり酷さを感じることはありませんでした。
この潰れた景色をそのまま残すことは流石に無理でしょう。だからこそこの景色を見たことは貴重な経験になりました。
今のコロナにも当てはまりますが、災害はすぐには収まりません。どんなに焦っても簡単には前には進みませんし、ナンボ恨み節を言ってもすぐに良くなることはないでしょう。でも結果として何だかんだで前には進んでいるもので、後になって振り返って「あの頃は酷かったね」と言えるのでしょう。





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最終更新日  2020年04月15日 23時43分03秒
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