テーマ:今日のワイン(6005)
カテゴリ:ブルゴーニュ・NSG
寺田倉庫から持ち帰った中の1本。09年もありましたが、10年の方が先かなと思って、こちらを先に開けてみました。 どうですか、このリリースしたてのようなコルク。10VT発売直後に購入して以来、ずっと寺田のロッカーに預けていたのですが、保存状態のよさを雄弁に語ってくれているなぁと自画自賛。 グラスに注ぐと、結構濃い!09年と間違えて開けたかと思わずラベルを確認してしまいました。 色調自体はエッジを中心にかなりオレンジ色がかかっていて、熟成を感じさせるのですが、全般にまだ「強い」です。黒系果実のコンポートやスパイス類、ジビエ、毛皮、下草などのアーシーな香りで、結構ジビエっぽさが目立ち、少し「クサイ」香りなのが残念です。 口に含むと、果実味が充実していてスパイシーさもあり、タンニンはなめらかながら、まだまだ元気で、しっかりした酸とあいまって、構造のしっかりした力強いピノに仕上がっています。一方で、なんともいえない無骨さや土臭さに、正直「氏素性」を感じてしまう面もあります。一緒に購入した、同じ作り手のシャンボールや1級フュエは(まだ開けていませんが)きっとかなり異なる味わいなんだろうなと思ってしまいます。 総じて、そこそこ熟成しているし、悪くはないんですけどね。なんというか、フェミニンな要素はありつつ、それが春麗のようなマッチョな女性格闘家を想像してしまうような味わいなのです(って、意味不明?)。全般に被膜に覆われたようなもどかしさも感じるので、さらに熟成させれば、もっといろいろな表情を見せてくれるかもしれません。ということで、お持ちの方はもうしばらく寝かせることをおすすめします。 ★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年10月16日 20時37分34秒
コメント(0) | コメントを書く
[ブルゴーニュ・NSG] カテゴリの最新記事
|
|