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テーマ:恋愛について(2578)
カテゴリ:忘れられない人々
オランダ系の連れ合いの両親が車を買い換えた。昨年、体を壊した父親に代わって、普段はまったく運転をしていなかった母親が運転しやすい車ということで。
車のナンバープレートは前の車のをそのまま使っている。父親がJIMで母親はMIAというのでその名前を一緒にしたものだ。 入院するまで、最後に別々の所で寝たのは長男が生まれた50年近く前と言っていた二人。どこへ行くにも、何をするにもいつも二人一緒。そんな二人を象徴するようなナンバープレートだ。 縁あって一緒になった二人がいつも一緒にいる。これが夫婦のあり方なのだろう。そんな夫婦のDNAをしっかりと受け継いでいるのが私の連れ合いだ。私の場合は日本に帰ることが多く、一緒にいられないことが結構あるが。 昨年亡くなった私の父親は本当にどこへも行かない人だった。いつも家にいる。だから私の両親もいつも一緒にいた。母は、連れ合いの両親とは違って、もしかしたらたまには一人になりたかったのかもしれないが、状況がそれを許さなかった。 「一人で大丈夫かい?」 母に電話する。 「大丈夫だよ。」 母の元気な声が返ってくる。 「この間送ってくれたオーストラリアの写真。仏壇に備えてお父さんに見せてやったよ。」 母は仏壇に向かって毎日いろいろ話しているようだ。今も一人ではない、ということなのだろう。 毎回、果敢にこの緑の箱をクリックよろしくお願いいたします。 タコ社長の本業・オーストラリア留学 タコのツイッター Twitterブログパーツ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年03月20日 14時41分06秒
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