娘の卒業式、自転車にはねられた
多くの友達から貰った花束。娘のアパートから大学に通う道の『アパート前を除いて最初の四つ角』。歩いて2分ほどか。ここで自転車にはねられた。ヨーロッパの道路は『自動車・自転車・歩行者』と分けられていることが多い。右を見て、左を見た瞬間に自転車とぶつかった。まさに黄色いペンキの場所に私はひっくり返った。自転車は歩道を走っていた。こちらは隣の自転車道。横断歩道が見える部分は自動車道。2019年6月30日、日曜日。7時11分起床。今日は待ちに待った【娘のセゲド大学医学部の卒業式】‼️❣️英語の研修、カレッジ1年、2回生で1回、3回生で1回の留年を含め、《9年》をかけた難産だった。《試験官の前でクジを引き、クジに書かれた番号の問題に【英語で答える口頭試験】。長い問題だと30分はかかるという超苛烈な試練】娘や娘の友人に確認したところ、ストレートでの卒業・・・25人中5人。1年留年・・・2人。2年留年・・・2人か3人。今回の旅行で、話を交わすことの出来た女性が3人居たが、3人とも英語圏への留学経験者。英語が堪能かある程度の英語力を持ってからハンガリーの医学部に留学した人ばかりだった。《よくぞ娘は逃げ出さずに最後までやり通したもんだ‼️》・・・ここ2日、その人たちとじっくり話をする機会を得て現実を知り、娘の辿ってきた道に畏敬の念を感じた。8時30分、現地集合。大阪でも立派だと思える綺麗な図書館で式は挙行された。今年の医学部英語コースの卒業生は53人?それだけの人数のために大きな式を開いている。式そのものは1時間だったか。午後からは『ハンガリー語コースの卒業式』が行われる。私とワイフは一旦、娘が頂いた沢山の花束をアパート迄置きに帰った。そして、待ち合わせ場所のスタディルームまで急いで戻ろうとした。少し大きめの交差点を渡ろうとしたら、なんと左から猛スピードで歩道を飛ばしてきた自転車とまともにぶつかった。私は右側に注意して、いざ渡ろうとしたのだが、その自転車は止まりきれなかった。20代の男性か❓彼とワイフの叫び声で左を向いたら自転車がぶつかってきた。《前輪が私の股の間に入り、運良く私が尻→背中→頭の順で地面にぶち当たった》背中が地面に当たっている時、『次は頭が当たる』という意識は確かにあったが、頭を守る動きは取れなかった。ただ、感触として大丈夫だとは思えた。自転車の人は“I’m sorry.”と言って、メンソレータムの入っているようなものを見せに来た。私は大丈夫だという意識はあったので、“OK, OK”と言って別れた。スタディルームに集合して、2日前に会った、えりさん親子3人となっちゃん、郷君の8人でレストランで食事をした。えりちゃんの両親を駅まで送った後、タクシーでスタディルーム迄戻った。ビザを延長する為、えりちゃんはセンメルヴァイス大学の後輩2人と合流して3人でセルビア迄出掛け、私達3人はアパートに戻った。残る2人は途中で偶然会った男性2人とバーベキューパーティが始まるまで、スタディルームで休憩することになった。夜になり、ティサ川まで散歩をした。娘は途中からバーべキューに顔を出した。私とワイフの2人でセゲドの街をアパートまで引き返した。セゲドは治安のいい学生の街で、夜中でも安心して外出出来ると言う。