テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:ゆみの一歩一歩<前向きにいこう>
「秋耕展」の報告続きです。 これでラストかな?
前回、「平泉会」には、六本木まで母がお友達と行ってくれましたが、 今回は介護もあって、行かれませんでした。 その代わりに今回は若者がゆみと六本木で待ち合わせ。 午前中はゴスペルを聞きに行っていたので、ゆみはミッドタウンで待ってました。 ブランジェ浅野屋 ご存知軽井沢のパン屋さんのカフェでブランチ。 ランチのサラダプレートなら、前菜、飲み物、本日のスープ、ミニデザートに、お好きなパン。 これで1900円とお得です。 ゆみはアップルパイのアイスのせセット。 そこから、小雨降る中、美術館まではすぐです。 さて、会場へ。 ゆみのおば様は受付にいらっしゃいました。まずはご挨拶。 「ゆみちゃん、このたびはおめでとうございます。」と言っていただいて、 「いえいえ、こちらこそおめでとうございます。」とへんなご挨拶になっちゃいました。 思えば今年お正月明け。法事の席で親戚が集まり、ゆみが「平泉展」の絵画4点入選! という年賀状をみんなに配っていたら、おば様が、 「まあゆみちゃん、絵を描いていたのね。」とびっくりなさって・・・。 そういえば、ゆみの絵なんて細々となんで、おば様に報告 できるほどじゃなく、ほとんど言ってなかったのでした。 ここで解説。ゆみのおば様は偉大なる画家先生です。 ゆみときみの物語に登場する、いとこ君のお母さんで、最初にゆみがきみと、 「もしかしていとこの親友?」「もしかして親友のいとこ?」と気付き合うきっかけは、 「おばさん画家だろ。」の一言でした。 きみが、「新宿高野の個展には、うちのお袋も毎年行くぜ。」と言ったので、 それはもうゆみのおば様に間違いなく・・・ ってことは、ネットで会話をし始めたこの人は、本当にいとこ君の親友なんだとわかり いとこ君と三人で会うことになったわけですー。 というのが、ディープインパクトの額絵をあげたことの馴れ初め。 っていうのは余談で、このお正月。 おば様が、「それならゆみちゃん。私たちの会も公募展をするから出してみて頂戴よ。」 と言ってくださったのです。 「え~?油絵は今描いてないし、無理ですよー。」と言っていたのですが、 アクリル絵画でもいいと言っていただいて、ちょっとワクワク。 でも忙しさの中で忘れていて、ふと思い出したのが5月。 いとこ君に、「ねえ、おば様の言ってたの、ホントかな?」と声をかけてみたら、 「まあ、出してみたらいいんじゃない?」と規定用紙を持って来てくれた。 え?6月の終わりの展覧会なのに、もう今週搬入なの? とびっくり。 搬入してから、それぞれの部門の審査員の先生が、合否を決めるのだそうだ。 通知が来て、落選だったら、速やかに作品は引き取りに行くしくみ。シビア~! でも逆に言うと、その搬入日に間に合ったのも何かの縁。 本気で出してみてもいいかな?といとこ君に相談したところ、なんと! 絵画の規定の大きさに達する絵が、ゆみの手持ちにはなかった。 実は出したかったアクリル絵画はまだ製作途中、とゆみが思っていて、筆を入れないと とても入選しそうにないから今回は見送り。 諦めかけたとき・・・ 「あ、陶器の絵付けの作品でもいい?」とひらめいた。 だけどそれだと、「絵画」じゃなくて「工芸」の部門になるそうだ。 おば様は役員だけど、あくまで絵画の先生。「工芸」の規定はよくわからないと言う。 ゆみの8枚セットの作品、全部で一個で出したいんだけど・・・と言ったら、 絵のつながりが、一つになってないとたぶん無理とのこと。 まあ別に、ダメでもともとだもん。 落選でも、諦めもつくから。 とりあえず出してみるー。 なんか目の前にチャンスがちょっとやってきたのに、大きい絵を来年描こうって、 諦めるのは残念だった。 なのでとにかく8枚全部で応募!! 無謀なチャレンジ!! 結果は・・・あの通知です。 あー、やっぱダメだったか、と思ってしまったあのハガキでした。 ということで、晴れの舞台。 入り口入ってすぐの、大御所さんばかりの部屋におば様の大きな絵画。 そこで、いとこ君の一家と遭遇。 やっぱり素晴らしい作品に、うちの若者も感動。 ゆみのおば様は、お能の絵を描き続けて、たぶん日本でただ一人の能画家さんです。 (いたとしたら、それはお弟子さんですから。) 今回の作品はこちらです・・・ 今回はブルーの色が印象的な一枚です。 新宿高野の上の画廊で行われていた個展には何回か伺いましたが、 こんな100号のお能の油絵が、たくさん並んだ様子は圧巻です。 ほかに素描は100点くらい出ています。 この素描は、銀座の鳩居堂で何シリーズもハガキになって売っていますし、 毎年カレンダーも発売されています。何十年もです。 近くによると・・・ 表情や着物の柄までとても繊細に表現されています。 おば様の作品、去年の秋耕展で、グランプリをいただきました! いとこ君が、表彰式で、"貴乃花がもらったようなカップ"を持つ役をしたと自慢してました。 そう、あの小泉首相が重そうに抱えてたくらい大きい立派なカップだったようです。 ゆみのいとこ君は、本当に母であるおば様を尊敬してるようで、 いつもメールでも必ず、ゆみが「奈緒さん」と軽く呼ぼうものなら「奈緒大先生」 と訂正してきます。 子供に自慢される母親って、すごく幸せだろうなと思います。 と言うか、おば様はそれだけすごい方なのでしょう。 「"徹子の部屋"の出演以来も断っちゃった」という話に、ゆみは改めてびっくりです。 「表に立つのが嫌いだから」といとこ君は言うのですが、その歳に見えない魅力ある方 なので、ゆみは徹子の部屋に出てほしかったなあと思います。 こういう話をするとみんな、「ゆみちゃん、そのおば様の血を引いたのねー。」と 言うのですが、 そうではないんですよね。 おば様はゆみの母の兄のお嫁さんですから。 でも、環境の影響はあったと思うのです。 ゆみはまだおば様がお能に出会う前から、上野の美術館に女流画家展や、今思えばこの 秋耕展を見に行く機会がありました。 幼い頃から、大きな美術展には通ってたわけです。 それからおば様が旅行先で、スケッチをするのを見てたことがあります。 パステルと言うのでしょうか? 四角い色とりどりの棒が並んだ箱、60色くらいあったのかな? あれがもう夢のようにきれいで、とっても欲しかったのを覚えています。 まだゆみがクレヨンでしか絵を描いたことない頃です。 あるとき、牡丹園でおば様がスケッチをする横で、「ゆみちゃんも描く?」と 言っていただいたことがあって、ゆみが「お絵かき」が好きなんだったらと、 スケッチブックと、黒のパステルをいただいたことがあります。 それで何を描いたのかよく覚えてないのですが、スーッと線を引いてみたときの クレヨンとは違う感触をすごく覚えています。 なのであれが、絵を描くことの楽しさの第一歩だったかもしれません。 その後ゆみは、小・中学校で図工や美術は大好きで、高校で美術専攻で油絵も 描いたことはありましたが、おば様に見ていただくことも特になく、 美大に行こうとも思わず、国文科を出て、 たぶん、今年あの年賀状を作らなかったら、ゆみが絵を描いてることをおば様は 知らないままだったと思います。 イーネ・イーネにいる頃に新宿高野の個展を一人訪ねて、おば様と会場でお茶をいただく 機会があったときに、ボタニカルアートや、トールペイントや陶器絵付けを少し 描いているんです、とお話したことがあって、 「あら、いつか作品を見せて頂戴ね。」と、言っていただいたことはあったのですが・・・ まさか今年いきなり、「これなら公募に出してみたら?」と言われようとは、 夢にも思ってませんでした。 結果、こんな風におば様の絵が展示された美術館の展覧会に、ゆみの作品も 出させていただくことができました。 なんだか一生の記念です。 「ゆみちゃん、今度は是非、絵画で挑戦してみてね!」と言っていただいたけれど 会場の優秀な作品を見て、無理だよーと思いました。 改めて、おば様の教室のどこかに入れてもらって、油絵を習いたいな、と思いましたが、 それよりもっと刺激を受けたらしいうちの若者が、「教室に行きます。」と 宣言していました。 若者も美術専攻しながらも普通大学にしてしまったので、もし本当に通えるなら、 頑張ってみて欲しいなあと思います。 ゆみも、この会の規定に合うような、50号以上の絵を、いつかちゃんと描いて もう一度公募展に応募してみたいなあと思っています。 まあ日々忙しさに負われてるので、なかなか実現しないと思うけどね。 でもそんなことも夢見る機会を与えていただけて、今回は、改めて、 偉大なるおば様と、よき息子のいとこ君に感謝でございます。 良い経験をさせていただいて、ありがとうございました。 いつかまたチャレンジしてみたいですー!! クリックよろしくです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月08日 00時46分50秒
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