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2012年06月18日
テーマ：毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ：イベント・旅の一歩一歩
朝霞めぐり、歴史探訪編。古墳の次に向かうのは「旧高橋家住宅」。 これだけじゃ何のことかわからないけれど、なんとここが、「国の重要文化財」なんです。 最初は、「重要文化財」ってあちこちにあるんだな、くらいにしか思ってなかったのですが 中に入って、じっくりと博物館の学芸員さんのお話を伺って行くうちに、 「市」や「県」の指定文化財じゃなくって、「国の重要文化財」にしてされることが どれだけ大変なことで、どれだけ名誉なことかがわかっていきました。 じっくり案内していただいて、お茶も淹れていただいて、資料のアルバムも全部見せていただいて、 思いがけなく、すごく充実した時間でした。 これも、伊都子ちゃんと来れたからだな～と思いました。 写真でご紹介しますね。  入り口からしっかり看板。広いお庭に入っていきます。  「旧高橋家住宅」とはなにか？ という看板をしっかり読んでみます。  高橋家は、代々朝霞にいらっしゃる農家の地主さんで、そのお家がそのまま残っているのが 旧高橋家住宅、だそうですが、こういうことは日本のあちこちでよくあることだと思ったら、 以外にも、いろいろなものがここまで残ってるというのは、本当に貴重なんだそうです。 まわりの畑や雑木林もそのままに残っているということで、周り全部が国の重要文化財だそうです。 一番は主屋です。（母屋じゃないのね） 中で写真をたくさん撮らせてもらいましたが、全体像のいい写真がなかったので、 せっかくだからイメージしてもらったほうがいいので、この１枚はＨＰより借りてきました。  これが全体像です。（たぶん復元時に撮った写真じゃないかな。今は木などが有って こんな感じには撮れないみたい。」 帰りに上から撮ったらこんな感じでした。  旧高橋家住宅 ＜主屋＞ 建築年代は18世紀前半、 桁行14.9m(7.5間)、梁間10.4m(4間)で正面を半間の吹放しの庇があり、 東面北寄りに桁行2.5m(1.5間)、梁間4.6m(2.5間)の突出部を附属する。寄棟造、茅葺。 庇（軒？）を下から撮りました。竹で組んでありました。  横には納屋がありました。コエマヤというそうです。  納屋（明治後期建築）  この全体像もＨＰからです。 主屋の反対側には、井戸が…。  今の子供たちは、こんな井戸は見たことがないですが、ゆみと伊都子ちゃんの年代は、 記憶の中にかろうじて、この井戸を見たことがあります。 ゆみの住んでいる今の場所も昔は今の８軒分が自分のお家の庭だったので、 ちょうど今のチューリップの小路の向こうくらいに、こんな井戸がありました。 ぶら下がって、お水を出させてもらった記憶があります。 主屋の中から「お水出していいですよ～」と声をかけていただいて、伊都子ちゃんと お水出しながら写真を撮りました。  出てきたお水は冷たくて、その冷たさと、鉄の重みがなんだか懐かしく、昔井戸にぶら下がった 時の自分の記憶がよみがえりました。 この井戸は、今もここで使われているのですね。  さて、主屋の中に入ります。学芸員の方が、詳しく説明してくれました。 一つ一つの「お道具」も写真撮らせていただきました。 当時のそのままに置いてあるのです。  あとで説明してもらって理解したのですが、旧高橋邸は、昭和の時代まで高橋一族さんが 普通に暮らしていらして、そこのは今どきの流し台のあるキッチン設備などのあったそうです。 重要文化財になる審査のための苦労はあとで書きますが、重要文化財としてここに残して 展示するにあたり、昭和のキッチンなどは全部取り払って、当時そのままのお道具を 展示してあるのでした。 上の写真は、ご飯を炊くお釜、粉を引く石臼、そして「これはなんだかわかりますか？」 とクイズになった「かご」は、実は「おひつ」でした。 ほかにも、いろいろなものが。  一つずつ説明してくれたのですが、 旧家ならどこにでもあるのだろう、と思うものでも、重要文化財に認定するためには・・・ という基準を一つ一つクリアしているのだそうです。 こちらは初めて見たものです。「万石」。  博物館とか、歴史資料館に単品でおいてあるのは見たことがあっても、 一つの家屋の中に、暮らしそのままに残っているのは、珍しいんですね。 万石は、脱穀機、と説明があり、あとで調べたら、 籾殻を分離した玄米を分別する道具。 籾殻を分離した玄米には、まだ籾殻を覆ったままの籾が混入している。 これを分別する段式のふるい分別機。 石や屑米など、重いものや網の目より小さい屑が最初に網の目を通って落ち、 籾が中程で落ち、最後に籾殻など軽いものと網の目より大きい屑が落ちる。 道具の下に筵を敷いて使用する。 とありました。 角度を変えて、落ちる速さを調節したりできるそうです。 これは初めて見ました。すごく良くできてる機械です。 学芸員の方が本当によく説明してくれました。年配の方ですが、ゆみたち、 熱心にお聞きしていたから、「お若いのにえらいね～」と喜んでもらいました。 本当は若くないけどね・・・(^_^;) ってことで、まだまだご紹介したものがあるので、次に続きます。 思いがけない社会科見学の日になりました。  にほんブログ村 ＦＣ２ブログランキングは  こちらはインテリア・雑貨部門！ クリックお願いいたします  ブログラム登録してみました。お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2012年07月26日 12時32分19秒
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