テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:イベント・旅の一歩一歩
お隣の市、朝霞に住む伊都子ちゃんが案内してくれたこの日、途中から歴史探訪になり、 訪れた「旧高橋家住宅」。 主屋内部はこんな感じです。 長居をすることになるとは思わなかったけれど、思いのほか居心地良く、 熱心に質問とかもするゆみたちは気に入ってもらったようで、お茶も淹れていただき、 ゆっくりとここで過ごしました。 囲炉裏も、当時の様子そのままに再現されています。 囲炉裏風の演出をしてるところはあるけれど、ここは当時のままの本物の囲炉裏です。 「おあがりください」と学芸員の方に言われ、ここから一つずつ、説明が始まります。 それは全部、国の重要文化財に指定された所以でもあります。 だんだんお聞きしてるうちに、そうか、これは世界遺産に指定されて喜ぶ日本の地域 みたいな感覚で、すごく名誉なことなんだとわかってきました。 それほど熱心に説明してくれたんです。最初女性が、主屋の部屋の一つ一つを案内してくれました。 これが「大黒柱」 大黒柱は、天井の一番高いところまで突き抜けていないといけないそうですが、 この場合は梁のところまで行っているから認定できたそうです。 天井すごいです。かやぶき屋根の内側をこんなにちゃんと見たの初めてかも。 床の下には、 「礎石」 これも残っているのはすごいことだそうです。 この床の木は、すべてが当時からのものじゃないのですが、手前の部分は全部そのままな ものだそうです。それが認定の所以。 普通は、上に畳を貼ったりじゅうたんを敷いたりしてしまうと、板が腐ってしまうけれど、 この家は、板の間のままでいたので、保存状態がいいそうです。 これは「シシ窓」。 言葉は聞いたことあったかもしれないけど、見たのは初めてかな。 「シシとはなんの事だかわかりますか?」と聞かれて、うーん、わからなかった二人。 イノシシのことだそうです。知ってましたか? これはね、すごく頑丈に組んである木で、イノシシの突進にも耐えうる窓格子なんですって。 それと、当時は山に盗賊がいて、その人たちが盗みに入ったりしないようにという 意味もあったようで、動かしてみましたが本当に頑丈でした。 次は奥の部屋まで案内されました。ここはゴザをはがすと、竹が組んであります。 「竹簀子床」・・・冬あったかくて、夏涼しいんだそうです。庶民の知恵。 まわりが竹藪だったので、竹はいくらでも手に入る素材だったそうです。 手前の部屋のような天然目の板床は高価で、全部の部屋には使えなかったみたいです。 一番奥の部屋は、お産や子育てに使う部屋だそうで、タンスにあたる御簾があります。 そして、掛け軸を飾るような床の間ほどフォーマルではない、押し板というものがあって、 大事なものを置いたり、飾り棚の役目をしています。 庶民の知恵、この低さの棚は便利ですごくいいのですが、あんまり普及しなかったみたいで、 残っているのは珍しいみたいです。 復元にあたり使用した釘の説明もありました。 この釘は、文化財復元のために、江戸時代と同じものが作られた、巻頭釘(まきがしらくぎ) というものだそうです。 そうなんです。国の重要文化財に指定されるにあたり、並々ならない努力があるんです。 残っていた高橋邸がそのまま指定されてここにあるのではなくて、すべての部品は分解して 一つ一つ検査して、体育館にパーツを並べて防虫加工などもして、新たに建築して ここにあるのだそうです。 莫大な人数の人の手と、莫大なお金がかかっているけれど、そこまでしても残したい、 という価値観が一致してこそ、成り立った大事業なんですって。 それをじっくり説明してくれたのは、男性の学芸員の方で・・・(^_^;) 入れてくださったお茶をいただきながら、長居してしまいました。 きっとあんまり興味を持って全部質問したりする人がいなくて、ゆみと伊都子ちゃん、 熱心だったから気に入られたんだね。 復元過程のアルバムを見せていただいて、ゆっくりしました。 地元のことには見向きもしないで、都心に出てばかりいる生活の中で、 なんだか経験したことのない、不思議な時間でした。 伊都子ちゃんも、朝霞に住んでいて、そこからアメリカに行って、またこの市に帰ってきた ということで、この市で子育てをしたことがあり、学芸員さんと話が弾んでいました。 ここが国の重要文化財として展示されるまでの写真を残しているものと、 ここが展示されるようになってからの年中行事が、しっかり残されたアルバムは、 見ごたえもあって、立派な資料でした。 本当に、ここは朝霞市の人にとって、自慢できる(誇りを持っていい)場所なんだと、 よくわかりました。 お雛様の時は、この家じゅうに、当時のお雛様が並べられるそうです。 それから真夏は、外が暑くても、この家の中はびっくりするほど、涼しいのだそうです。 「またいらっしゃいね。」と言われ、「はーい」と言って外に出ました。 外には七夕の準備で、短冊に自由に書いてよかったので、ゆみはさっさとひとつ 願い事を書きました。叶えたいこと…。 伊都子ちゃんにも「書いたほうがいいよ~」と勧めました。 で、何やら書いている伊都子ちゃん。 願いが叶いますように。 七夕の笹に結んでくれたかな~。見に来ればよかったかも。 ここはまわりの竹林が全部残っていて、それごと重要文化財なんだそうです。 すごい広いお庭もです。雰囲気を壊すことないこの敷地全体も貴重なんですね。 四季により、様々な趣を見せるようなので、また桜の頃や紅葉の頃も来てみたらいいかなと 思いました。 本当に思いがけない、充実した時間でした。ゆっくりし過ぎてもう夕方でした。 「まだまだこんなにいろんな史跡があるみたいよ」と伊都子ちゃんが資料をくれました。 「ほんとだ」資料がいっぱいです。 またいつか回ってみたいね。 お昼は、「八右衛門」でいいな。 この日夕方、さらにファミレスで話し込んでしまったゆみと伊都子ちゃんですが、 車を出してくれて、ありがとうございました。 珍しい過ごし方の一日、楽しかったです。 「ゆみちゃん、お誕生日だったでしょ。」と、伊都子ちゃんがプレゼントをくれました。 伊都子ちゃんがフェイスブックで紹介してたら、皆さん知ってたみたいですが、 まだ日本未発売で、ゆみは見たことありませんでした。 アメリカに行くたびに買ってくるそうです。 「あ、あれだ。見てみたかったの。うれし~。」とありがたく頂戴したコレ、すごくいいです。 小さいほうが「手ピカジェル」みたいなもので、サラサラでスーッとします。 香りが、アイランドネクター、甘酸っぱい大好きな香りで、お出掛けバッグの中に入れて 友達にあったらつけてあげたりしてます。自慢(*^_^*) 愛用中♪ 大きいほうはハンドソープなんだけど、ちょっとスクラブが入ったみたいで、気持ちいい。 これも、超大好きな香り。パッションフルーツって書いてあります。 ハンドソープなんだけど、スポンジにつけて、ボディソープにしちゃうと、気持ちいい香りが バスルーム中に広がります。 ホントにうれしいプレゼントです(*^_^*)伊都子ちゃん、ありがとう。 先日同級生のみいこにも、ボディソープとハンドクリームをいただいて使っています。 こういうのって、なかなか自分で買わないからいただくとうれしいです。 同級生というのは、まだ何にも始まってなかったような幼少期、思春期をありのままに 知っててくれてるので、そのあと間にお互いいろいろあったはずなのに、なぜか気取らず 打ち解けられるのがいいですね。 またこんな機会があったらいいなと思いました。 って言うか、自分たちで時間を作り出していくと、思わぬ経験ができるものですね。 次回、考えましょう・・・よろしくね!! にほんブログ村 FC2ブログランキングは こちらはインテリア・雑貨部門! クリックお願いいたします ブログラム登録してみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月26日 21時56分25秒
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