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先週、息子が車と接触事故を起こしました。
まあ、幸い 1. 相手の車が交差点をゆっくりと曲がろうとしていたところだったため速度も遅く、乗っていた自転車の後輪を少し引っ掛けた程度だったためこれという怪我もなく、 2. 運転手自身も車と接触事故を起こした経験もある誠実な青年で、 3. 私の弟が損害保険の代理店をやっていることから事故処理はお手の物だった、というような事情でトラブルもなく淡々と事故処理が進んでいます。 ただ私を含めてたいていの人はあまり交通事故というものに慣れていないですので、いろいろと勉強になったことがありましたので、今回は私自身の復習も兼ねて書かせていただきます。 1.事故が起こったら落ち着いて怪我がないかを確認する。 まあ当たり前のことなんですが、加害者も被害者も事故直後は一種の興奮状態にあるらしいので、この当たり前のことができないということもあるとか。 2.警察を呼ぶ。 事故証明がないと保険会社が動きづらいらしいので、事故の大きさの大小を問わず警察を呼びましょう。 保険会社の動きが悪いと被害者はもちろんですが、加害者が自分で事故対応をしなければならなくなるので、運悪く加害者になってしまった場合でも、自分のために警察を呼びましょう。 3.怪我があってもなくても、医者に診てもらう。 事故当日は一種の興奮状態にあるということには触れましたが、この場合アドレナニンがたくさん分泌されているため、痛みは抑えこまれてしまうことも多いようです。 そのため事故の翌日、あるいは1週間程度経ってから思い出したように痛いところが出てくることもあるらしいです。 医者に診てもらって診断書を警察に提出することで人身事故という取扱いが確定するようですね。 人身事故としての取扱いを怠ると、被害者の立場では後日後遺症等が生じた場合にやっかいになると同時に、加害者の立場では保険会社が人身に関して手助けしてくれず最悪の場合後遺症の医療費等に自動車保険が適用されず、全額加害者の自己負担となってしまう可能性もあるそうです。 ですから加害者のためにも、被害者になってしまったらすぐに医者に診てもらうようにしましょう。 4.警察での調書作成で。 医者の診断書を持って警察に出向くと、事故の調書を取られます。 今回こちらが被害者側であったからかどうかわかりませんが、調書の中に「相手方が処罰されることを望みますか、望みませんか」というような趣旨の項目がありました。 警察の方は「今の自然な気持ちを書いていただければ結構ですよ」と言っていました。 今回は相手の青年も誠実な方で、また住所確認のため彼の自宅に電話を入れてもらったところお母様が出られて、「お住まいになっているかどうかの確認だけですから」とお話したにもかかわらずお母様も事故現場に出向いていただいてしまいかえって恐縮したくらいでしたので、「望みません」と記入しました。 ところが警察の方いわく、「まあ、望まないと記入していただいても、法律ですから定められた処罰はなされるんですけどね」。 あらら・・・、せっかくちゃんと考えたのに。 でも知り合いに聞いたところ、実際にはそうは言っても処罰が軽くなったりすることもあるようです。 ですから加害者になってしまった場合には、事故直後からきちんと誠実に対応することが大切なようです。 これを怠ると、被害者に「助さん角さん、思う存分懲らしめてあげなさい」なんて事故調書に書かれてしまうかもしれませんよ。 5.怪我が軽くても、人身事故を取り下げない。 今回のように被害者の怪我が軽かった場合、加害者側の知り合い等が加害者に「被害者に人身事故を取り下げてもらって、物損事故扱いにしてもらうと減点が少なくなって罰金も減額される」とアドバイスすることがあるようです。 しかし人身事故扱いにしないと3で書いたように、被害者の立場では後日症状が出てきた場合にやっかいになると同時に、加害者の立場では保険会社が人身に関して手助けしてくれず最悪の場合後遺症の医療費等に自動車保険が適用されず、全額加害者の自己負担となってしまう可能性もあるそうです。 免許の減点を恐れて、高額な医療費を自己負担させられてはたまりませんから、甘い誘いに乗らないようにしましょう。 今回も加害者の青年が正直に「そう言われているのですが」と相談に来たので、「そうらしいから、貴方のためにも取り下げはしません」とお話して、理解していただきました。 以上のような貴重な経験をさせていただいたのですが、少しは参考になりましたでしょうか? しかし何よりも自動車・自転車・徒歩にかかわらず、加害者にももちろん被害者にもなってはいけません。 もうしばらく雨の日が多い時期ですけど、気をつけて生活していきましょう。 田中 大貴 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.06 08:28:10
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