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カテゴリ:税理士の仕事
私は平成16年4月に税理士として独立しました。
現在、まる3年を経過したことになります。 独立当初は顧問先が一件も無い状態から始めましたので本当に毎日が大変でした。 開業から1年半近くはアルバイトでの簿記講師の収入が主な収入だったような気がします。 今3年経ってやっと税理士事務所として人並みになってきたと思っています。 ここに至るまでは勿論、自分自身も努力したつもりですが、周りの方がたに支えられてここまで来れたような気がしています。 そんな中で最近、よく気がついた事を今回は書きます。 それは税理士と顧問先との関係です。 私の顧問先はどちらかと言うと新規に開業された方が多かったのですが、最近は少しづつ新規開業以外の方も顧問先になることが出てきました。 新規開業以外の方と言うと要は会社を設立してから自分で経理をやってきた方も中にはいましたが、ほとんどのケースは以前、他の税理士に会社の経理を頼んでいた方が多いです。 まぁその税理士さんを辞めて、違う税理士を考えているからこそ今回、私と接点を持つことが出来たから会うことが出来たわけですが・・・ 依頼者と最初の打ち合わせをしていると大体、前の税理士さんの話題になります。 私もその時はあえて前の税理士さんとは依頼者はどういう感じで接していたのですかと必ず、聞くようにしています。 ・・・と言うのは以前、税理士に頼んでいた方ですから、これから顧問を引き受けるにあたって、その税理士とどのような点が不満になっているかを知ることが今後、非常に大事になると思っているからです。 (そこが顧客を満足させる最初のツボであるからと思う次第です。) 不満の大きな原因は大体、以下の2点です。・・・ 1. 報酬(顧問料) 2. サービスの内容 1. はこの業界に限らずどこの業界にもある話だと思います。特に税理士業界も少子高齢化、規制緩和の流れ等に基づき顧問料も昔ほど多くは望めない状態です。 それに今はインターネット等で他の事務所と簡単に料金の比較等が出来ますから、依頼者にとっても事前にある程度の顧問料の相場を頭に入れているので、金額にはシビアになってきています。 2. これもよく言われる問題です。私がよく聞くのは“記帳するだけでその他の助言は全然してくれない。”“こっちの相談にのってくれない。”“将来に対しての具体的な提案がない”などです。 その他は、大きな事務所に依頼していた場合には“所長先生が全く対応してくれない”“所長先生に今まで会ったことがない”などです。 確かに大きな事務所ですと多少は仕方がない部分もありますが、それにしても決算を組んだ後の決算の説明及び署名捺印の時も立ち会わないと言うのは非常に問題であると思います。 私も3年間やって思ったのはどの依頼者も税理士本人との関係を非常に重視していると言う点です。 そして実際にこの手の話を直接聞くことがあると、依頼者との直接的な接触は非常に大事なんだなぁと改めて感じています。 さて最近、3つ目の原因として・・・ 3.税理士の人間性 最初は単純に仕事の話であったのが・・知らないうちに税理士が依頼者に対して誹謗:中傷な事を言っていたと言う事を聞かされた事が何回かありました。 報酬やサービスの件で折り合いがつかず、税理士を代えることになるのは致し方ない面もなると思いますが、それを踏み越えて誹謗:中傷を受けての事では問題がありますね。 勿論、その依頼者の話からでしか判断できませんし、もしかしたら状況が違うのかもしれませんが、その点を差し引いても・・?と思うこと多いですね。 私も税務相談などを担当することが多いので色々な方々にお会いしていきましたが、基本的には皆さん困っているから相談に来られていると思います。 どうしても状況的に税理士の方が立場的に強くなるので、多くの相談者の方は非常に腰が低く歳が若い私に対しても“先生”とたててくれるわけです。 それを勘違いして当然の事と思っていると、いつかは私も知らず知らずのうちに誹謗:中傷な事を言ってしまうかもしれません。 そのようにならないためにも、私自身も肝に銘じて日々努力していかなければならないと思っています。 羽田晋朗 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.15 13:27:48
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