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先日、某Sミュージックを訪問してきました。
ことの始まりは、確定申告期の最中に大学のOB会のことを電話で話していて、 「時期的に落ち着いて話せないので、手が空いたらゆっくり雑談でもしましょう」 ということになり、私が先方に伺うことになっていました。 彼(Iさん)は大学サークルの2年先輩で特に親しい先輩でもあり、現在某Sミュージックの役員の一人となっています。 数年前には、娘のたっての希望で入手の難しい人気グループORののサインをお願いして頂戴し、家庭内で安っぽい親父の貫禄を発揮できたのもIさんのおかげです。 有名アーティストを数多く抱える有名な会社なので、一度会社の雰囲気を感じてみたいというのも一つの理由でした。 電話の翌日、SME社の秘書課より「当日お待ちしております」との丁寧な文書とともに案内地図がFAXで送付されてきました。 普段お互いにため口で話しているIさんが急に偉く感じた瞬間でした。 当日、市ヶ谷の駅から坂を上って4分ほどのところにSME社はありました。 6階建の建物で築7年くらいだそうですが、意外なことに外観上は奇抜さはなくシックな建物でした。 エントランスに入ると、美人の受付譲が「いらっしゃいませ」と笑顔で微笑む。 もちろん私も微笑み返す(キモイ)。 私はIさんとのアポの件を話し、受付簿に署名し、来客札をもらった。 6Fということなので、エレベータで6Fに上がると、秘書が待っていて部屋まで案内してくれました。 ここでちょっと違和感を感じたのですが、一般の会社とちょっと違うのです。 そうです、この会社は社員は全て私服でノーネクタイだったのです。 いや、普段着といったほうが適切かもしれません。 そういえば今案内してくれた秘書の人もキュロットスカートをはいていたし、ウィンドウショッピングでもしているようなお娘さんたちがうろうろ歩いているのです。 彼女達も社員なんだと認識。 来客札を付けていない人は、社員かアーティストということになります。 さっきエレベータで一緒だったあのめがねを掛け、旅行カバンを転がしていたふとっちょの人は来客札を付けていなかったよな。 あの人アーティストなのか社員なのか?(まあ、どうでもいいや) てなわけで、変に緊張しないのもこのせいだったかもしれません。 部屋(10坪くらい)に入ると、Iさんは音楽を聴きながらPCに向かっていました。 秘書がお茶を入れてくれ外に出てからは、ため口の会話です。 OB会の話や、仲間の近況の話と様々でしたが、会社の話も少ししてくれました。 この会社、最近、テレビのさんまの番組で企業訪問の放送があったらしく、今年の入社希望は前年よりかなり多いとのことでした。 会社業績も売り上げの10%以上の利益を出している優良会社であることもさることながら、Iさん曰く、 「放送を見た人が、社員が気楽そうに働いているのを見て“私もここなら勤まる”と思ったんじゃないの」ということでした。 ちなみに出勤時間は一般社員は9時半、制作関係は11時頃だそうで、給料も良いそうです。 もう一つ面白い話を聞きました。 Iさんが人事関係の責任者をしている時は、入社試験で、成績順に並べ上と下はカットしたとのことでした。 この業界『場の空気が読めない人間は要らない』という理由だそうです。 成績が良くても、その場に合った臨機応変の対応が取れない者は要らないということでしょう。 ソフト業務が売り物の会社ならではの発想かなと感じました。 サイドテーブルの上にはミュージックCDが山と積まれていました。 新しい曲など全て持ち込まれてくるのだそうです。 「欲しいのあったら持ってっていいよ」といわれたのですが、ダンボールごと持って来るわけにもいかず、上のほうにあった平井賢他2・3枚頂戴しました。 裏面には貸出用、第三者への譲渡を禁ずるとのシールが貼ってあり、一瞬、会社を出るときピーとブザーが鳴らないかなとも思いました(笑い)。 一時間半ほどの滞在でしたが、なんとなく会社の雰囲気はつかめた気がします。 出口で2人の男性が女性社員と立ち話をしていました。 話の内容が音楽の話だったので後で調べてみると、やはり最近デビューした双子のアーティストでした。 ここでは、アーティストも普通の人なんですね。 何か不思議な雰囲気を持った会社でした。 萩原博之 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.21 08:26:22
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