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政府・与党は急激に悪化する経済情勢を下支えするための追加経済対策を決定した。
財政支出は15兆4000億円、事業規模は56兆8000億円で、いずれも過去最大だそうだ。 先月成立したばかりの経済対策の予算執行が始まった段階で、こんなに大規模な追加対策をまた発表しなければならない。 日本はバブル崩壊後の「失われた10年」の経験があると胸を張っていた。 本当にそうだろうか・・・総額130兆円の景気対策を打ったが経済を立て直すことができず、巨額の借金が残ったのは記憶に新しい。 財政だけで成長率を高めることはできなかった。 そういう教訓を得たはずだと思っていたが。 財政支出を膨らませれば、それだけ次世代の税負担が増える。 国債増発で長期金利が上がれば、民間投資の減少や円高などの副作用を招く恐れがある。 おのずと日銀による国債の買い入れ増額圧力が強まってくる。 財政法 第四条 国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。 但し、公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができる。 第五条 すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。 但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。 4条では国債の発行を原則として禁止している。 5条では日銀は国債の購入を原則として禁止している。 あらためて立法趣旨をかみ締めてみる。 第二次大戦が、膨大な戦時国債の発行があってはじめて可能であったという反省にもとづいて、財政法制定にさいして設けられたものであったということ。 公債のないところに戦争はないと偉い学者が言っていたことを思い出す。 世界中がこの未曾有の不況から這い上がろうと「蜘蛛の糸」にしがみついている。 どこかの国が自国にためにと保護主義を叫べば、糸はプッツリと斬られ奈落の底に落とされるのではないだろうか。 そんな地獄絵図は観たくないものだ。 関与先の自動車屋さんから電話が入ってきた。 「先生 ブリウスを買い換えませんか」・・・・・・・・う~ん 迷っちゃうな 安西節雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.13 08:48:22
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