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カテゴリ:税理士の仕事
ここ数年、防衛医大の看護学院で、看護師さんの卵達を相手に、医療過誤訴訟に関する講義を担当しています。
今年も、ちょうど今日(先週と合わせて合計2回)講義をやってきました。 この講義の趣旨・目的としては、医療過誤問題が生じた場合における、結果や責任の重大性認識させることで、 「だから皆さんも(こうならないよう)十分に勉強して、仕事でも集中して一生懸命やるんですよ~」と最後にまとめことになるのですが・・ これがまた、見事に自分へ跳ね返って来そうな内容になっています。 講義の中では、専門家たる医師や看護師に要求される「義務」として、の内容について、「その場において最善を尽くす義務」、という側面だけでなく、 「必要な時に必要な力を発揮できるよう日々研鑽しておく義務」という二つの側面があるのですよ、と説明することになります。 「いやしくも人の生命及び健康を管理すべき業務に従事する者は、その業務の性質に照らし、危険防止のために実験上必要とされる最善の注意義務を要求される」 という有名な最高裁判決の下りがあり、こ ところが、この「いやしくも人の生命及び健康を管理すべき業務」の部分を「いやしくも他人の権利義務に関わる業務」などと、自分の現在の仕事に置き換えてみると・・・ 果たして、「その場において最善を尽くす」の部分はともかく(自分としてはそのつもり)、「日々研鑽しておくべき義務」までしっかり果たしていると、 胸を張って断言できるだろうか、 日常の業務に流され、つい新たな情報や知識の吸収を怠っていないであろうか、 などと考えさせられてしまいます・・・。 (勉強はしたい。でも本当は、ゴルフを練習する時間も欲しい、今日この頃) 保坂光彦 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.05 08:27:09
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