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カテゴリ:租税教室
狭山商工会議所主催で行われた体験型起業家教育プログラム(ビズ・キッズ)をみてきました。
この企画は、8年目になるそうで広瀬小学校(5年生)での開催でした。 10月23日の武蔵野学院の学園祭での販売を目標に、3日間×3時間の準備を経て行います。 5人のグル-プで、社長・経理・広告・仕入・販売の役割を決め、会社名・業種の決定から始まり、具体的な取扱商品や売値を決め看板や販売方法を考え、実際に商品を売ります。 資金は、市内の銀行職員(協力)が子供たちの作成した経営計画書をみて融資を実行します。 その資金で商工会議所の方が商品を仕入れ、当日児童が販売し最後に借入金の返済をします。利益の使い道も毎年子供たちが考えます。 当日は、基本事項の決定でしたが、リアルなお金を使い実際に社会に対して販売を行うことが目標(しかも損はできない)のため、みんな真剣です。 民間専門会社がプログラムの使用権を保有して狭山商工会議所が主体で行っていますが、児童の創造性・協調性の育成、学校での勉強の成果を総合学的に発揮し、 勉学の必要性を社会に出る前に必然的に感じ取ることができる素晴らしいプログラムだと思いました。 当日、そのV社という専門会社のCEOと話をさせていただきました。 大変熱い若い方で、減少する中小企業を心配し、優れた起業家の出現に夢をはせているようでした。 イギリスに行きこのプログラムをみて取り入れたようです。 ただし残念なのは、このプログラムでは、税金について触れていないことでした。 商工会議所では最後に納税の話をするそうですが、専門会社CEOの税金に対する考えが低かったのです。 税理士会所沢支部でも、お買い物ごっこを通じて租税教育に取り組んでいます。 ビズ・キッズは素晴らしい企画だと思います。 販売したら、決算をして申告納税するまでプログラムに取り入れたら完璧だと思います。 地域貢献できる場がありそうだなと感じた1日でした。 清水 七都子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.06 08:19:33
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