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東京国立博物館 平成館で開催中の「空海と密教美術展」を見に行ってきました。
1200年の歴史を持つ密教美術の最高峰が展示されています。 密教の祖、空海の書き残した書をはじめ、ゆかりの絵画や工芸、そして東寺の仏像曼荼羅をはじめとする初期密教美術の名品などが一同に介していました。 第1章 空海 日本密教の祖 第2章 入唐求法 密教受法と唐文化の吸収 第3章 密教胎動 神護寺・高野山・東寺 第4章 法灯 受け継がれる空海の息吹 私は 北大路欣也さんの音声ガイドを 頼りに 一つ一つ 確かめながら 何度も聞き返して、歴史をたどるように訪ねて回りました。 24歳の時に仏教修行の道を選ぶべきことを高らかに宣言し「聾瞽指帰」(ろうこしいき)では仏教の優位を説いています。 写経で描かれている模範的な書ではなく行書と草書で記されています。 空海の書は 独特なもので 当時の 筆からでは想像を超える 新しい書体が力強く描かれていました。 仏像曼荼羅の空間に入ると、一人のご老人が 何やら 画材にデッサンをしていました。 手早く動く鉛筆の先から、仏像の輪郭が現れ 魂が宿っていくようです。 大日如来を中心に阿弥陀如来、薬師如来そして多くの仏像が配置され、まさに「立体曼荼羅」の世界に胸打たれます。 私が一番関心があるところは、最澄との確執です。 風信帖(ふうしんじょう)は空海が最澄にあてた3通の自筆の手紙です。 曼荼羅のパワーを滝に打たれるように浴びた一日でした。 本館では「孫文と梅屋庄吉 100年前の中国と日本」展が開催されており、こちらも見られて嬉しくなりました。 私は宋三姉妹の中では、宋慶齢さんがとても好きで、二人は日本で結婚しています。 「昔 中国には三人の姉妹がいた。 一人は金を愛し、一人は権力を愛し、一人は中国を愛した・・・・・・・」 上野は とても暑く 人どうりにも 大勢の皆さんが いろいろな会場えと向っていました。 安西節雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.10 11:48:42
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