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昨年 大好きだった役者勘三郎丈が 亡くなってしまいました。
残念!!の一言では済まされない。 若すぎるよ!! 中村屋!!! 先月の南座の口上で息子の勘九郎丈が「父を忘れないで下さい」と言って頭を下げていました。 私はニュースで流れるたびに「忘れるわけないじゃん!!」と、テレビに向かって大声で言っていました。 忘れたくても忘れられない…そんな役者でした。 先代の事も大好きだったけれど、彼はそれ以上に大好きでした。 人によって感じ方は違うかもしれませんが、私の中では父勘三郎を超えていました。 立ち役 良し 女形 良し 踊り 良し 声 良し 言い換えると 二枚目役 良し 爺さん役 婆さん役 良し 阿呆役 良し なかなか ここまで揃っている役者はいないと思います。 新しいものを新しく演じるのではなく、新しいものでもずっとあったかのように演じる事ができる役者さんでした。 色々な事にチャレンジする姿勢も好きでした。 ニューヨーク公演の「夏祭り」で取り手としてニューヨーク警察を出すなんて発想!! それだけでもすごい事だと思っていました。 見たかったなぁ…私の一つの夢が叶わぬ事となってしまいました。 私が大学生の時に、彼が歌舞伎座の楽屋でいたずらをして怒られて小さくなっていたのを見かけました。 彼が高校生の頃の話です。怒られ方も可愛くて印象にとても残りました。 当時私が所属していた明大歌舞伎研究会の師匠が先代の一番弟子小山三丈でした。 彼は今 92歳。 歌舞研の後輩たちが南座にお見舞いに行った時も 泣き崩れていたそうです。 彼にとっては息子も同じ…さぞつらい事と思います。 でも、彼には先代勘三郎を近くで見てきた者の一人として、孫とも言うべき今の勘九郎丈と七之助丈に伝えなければならないという役割があります。 伝えられる一人であった現勘三郎が亡くなってしまった現在、その役割が一層大きなものになったと思います。 元気に長生きしてほしいと 心から念じています。 そして 人は勝手な事を言います。 先代には六代目の御嬢さんが、当代には芝翫さんの御嬢さんが奥さんだった。 今の勘九郎丈の奥さん「愛ちゃん」では、後ろ盾にはならない…と… 撥ね退けて欲しい!! 頑張って欲しい!! いつの日か 彼が 19代目勘三郎という名跡を継いだ姿を見たいです。 あ~ぁ また新たな夢ができてしまった角田千鶴子でした。 PS おこげが特徴の勘三郎煎餅を年末にほろ苦い思いで食べました。 先代の方がより焦げていました。 つまらぬ情報ですみません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.14 08:41:29
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