4月からラグビーワールドカップのための寄付金を払って
専用のナンバープレートを車に着けられるようになりました。
この制度では、軽自動車の場合でも普通車と同じナンバープレートが交付されるため、
軽自動車オーナーからの申し込み割合が多くなっているそうです。
確かに軽自動車の黄色いナンバーは、黄色が警戒色ということもあり、
ナンバーだけが目立ちすぎるということもあるでしょうが、
やはり白ナンバーにする目的は、
軽自動車であることを意識させづらくすることにあると思います。
我が家にも軽自動車がありますが、早速ラグビーワールドカップナンバーにしてみました。
車体色にもよるかと思いますが、なかなかいい感じの外観になったと思います。
ところで、この白ナンバーですが、寄付金を払うと図柄にラグビーボールが入り、
払わないとラグビーボールの図柄が入らないということですが、
普通車に見せたい目的からか、ラグビーボールの図柄が入らない方の割合が多いそうです。
当初の目的が、
「ナンバープレートを付けてラグビーワールドカップを応援」であったことから、
本末転倒だという声もあるようです。
ちなみに我が家では寄付金付きの図柄にしました。
ところで、総務省がふるさと納税の返礼品競争が過熱しているのは本末転倒ということで
自治体に改善通達を出したことがニュースになっています。
ふるさと納税の理念は別として、
現実的な目的は地方への税金配分による地方の活性化であったと思います。
住民税の10%だった控除枠も20%以上にわざわざ引き上げたという経緯もあります。
ラグビーワールドカップのナンバープレートもふるさと納税も、
その掲げた理念とは別な理由ではありますが、
当初の目的を上回る結果が出ようとしています。
せっかく成果を上げているのですから、
軽自動車に白いナンバーを付けると料金所で区別ができないとか、
返礼品のせいで都会の税収が減少しているとか
ネガティブに考えずに現状を維持するようにした方が良いと思います。
特にせっかく盛り上がったふるさと納税が、
これですたれてしまっては、地方創生も遠のいて、それこそ本末転倒だと思いますが。
中平英晴