所沢支部　税理士仲間のブログ

さて、それほど件数が多いはずでない当事務所も、
何だかんだで大変忙しい個人申告期に入ってます。

休日夜間返上の状況で、ブログ書いてていいの？

という感じもしますが、
かつて三島由紀夫は「毒を出すために文を書いている」なんて言っていたとか。

ブログで体内・脳内を解毒させていただいているということで・・・
しかも担当日先取りで　（すいません　汗）

独立当初、税理士会の申告相談業務のうち「コールセンター」に、
多数割当を受けました。

一日数十件のご質問電話を取り、調べ、また電話越しで一緒に申告書を作る。

なかなか大変ですが、多種多様な質問を短期間で受けまくり答えまくるので、
税制改正から日頃使わない手続までを
短時間で再確認などできるありがたさがありました。

電話で曖昧なことを言うとまずいので、
かなりきっちり調べていると「そうだったんだ！」なんて発見も多数。

一件一件の電話を取るたび、切るたびに大変緊張しますが、
これは毎年続けようと思いました。

そんなことで昨年も４回行き、
今年も３回に減らしましたが大宮の国税局に行ってきました。

ところで今年辺りはポイントが見えてきたのか、慣れてきたのか、
あまり緊張することなくリラックスして業務に入れました。

そうなって、一つ気付いたことがあります。

それは、電話してくる納税者の皆さんがものすごく感謝してくださる、
ということです。

コールセンターにかけてくる皆さんの言葉は、
本当に感謝されていると深く実感できるものばかりです。

「なんにも分からなかったので、助かりました！」

「まじすか！？言ってもらわなかったらホントやばかったです！」

「今年もう絶対無理と思ってた・・・ありがとう！」

「ああ、そんなことで良かったんだ。ずっとすごい面倒なやり方して来てた～」

別に節税の秘訣や特殊な手続を話しているわけでなく、
教科書的な手続や、その時点で最善と考えられる対処を伝えているだけですが。

こんな熱い感謝の声を一日数十回も聞ける仕事は、なかなか無いように思います。

皆さん税務署が遠かったり、平日忙しかったり、障がいで動けなかったり、
家族に急に（申告を）○投げされたり、多額の贈与税がかかると怯えていたり。

そんなこんなで、「やばい申告近い」とひやひやしながら電話をされているから、
道筋が見えるとホッとするんですね。

人間、感謝されているなんて思うと、元気が出るものです。
（ガラにないこと言ってるなあ・・・）。

ネクラで世をスネて生きている私も、
短時間に大量の「ありがとう」をもらう機会などあると、
明るい人になれそうです。

追加の申告資料を前にふさぎこんでいましたが、
文章書いて少しすっきりしました。

あと少しでゴールです、頑張りましょう！

岸野康之　拝