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先日 イオンがVISAとキャッシュレス決済で連携すると発表していた。
クレジットカードをかざすだけで決済できる端末を導入するという。 しかし 日本では ATM網が発達しいて、消費者の「現金信仰」が とても根強い。 約8割とされる現金決済比率は先進国の中でも非常に高い。果たして どこまで 浸透するだろうか。 政府は2025年頃までにオリンピックをはじめとして 多くのイベントが予定されており現金を使わない「キャッシュレス決済」を拡大すべきだという提言をまとめていた。 私も 大きな買い物をするときは クレジットカードを使っている。 昨年 ガラ携から スマホに切り替えたが まだ スマホ決済は できていない。 カードにはいろいろな種類があるのをご存じだろうか。 クレジットカード「事後決済」 デビットカード「即時決済」 プリペイドカード「事前決済」 キャッシュカード その昔 テレホンカード なるものがあったけれど 今は アイドルとともに 書棚のどこかに消えてしまった。 「キャッシュレス化」の方向性は 理解できるけれど 選択するカードの種類が多すぎて自分に向いている 1枚のカードが 見つけられない。 もっと もっと シンプルにならないのだろうか。 だって 財布には 青山カード セゾンカード ENEOSカード ETCカード JTBカード DCMXカード TOYOTAカード COSMOカード 全てがクレジットカードなのだ。 さらに キャッシュカードが5枚 入っている。もちろん スイカも入ってます。 今ほとんどは マイレージを 貯めるために ある航空会社のA〇Aカードを 使っているけれど。 何故 こんなに カードが増えてしまうのだろうか。 つまりは他社のクレジットカードでは 購買データなどを詳細に分析できないからなのだ。 自社発行のクレジットカードを使った電子決済であれば、データを自ら収集・分析できる。 日常的に利用する小売りや外食でキャッシュレス決済の利便性が高まれば、消費者の行動を変える可能性もある。 あくまで 情報収集の為のカードであり 消費者の 利便性を ないがしろにしている。 先日 友人が 韓国に旅行した時 韓国では すべてが カード決済だそうだ。 韓国では 1999年に年間のカード利用額の20%を所得控除する制度を設け、3年間で利用額が7倍に増えたという。 日本でも 類似の所得控除などを議論して、19年度予算の概算要求や税制改正要望に反映させキャッシュレス化を推進したいようだけれど。 国がどこまで関与するか 「決められない日本」は また 先延ばしとなるかもしれない。 宋文洲氏の メルマガには 「深センでの飲食は 二次元バーコードを携帯でスキャンして写真付きのメニューから食事を注文し、食事後にそのまま携帯で支払うのです。注文取りなし、レジなしです。」 と書いていた。 韓国のキャッシュレス比率は 98% 中国は 60%を超えているそうな。 ただ ある国のように 国が情報管理の為に キャシュレス化を しているのであれば 問題外だけれど。 「AI」という言葉が氾濫している 銀行の未来に関する記事を見ると、最大で3分の1の銀行業務が大手ハイテク企業や新興のフィンテックによって置き換えられると指摘していた。 銀行業務であるはずの 個人間の支払いは スマートフォンで完結し、資産運用、融資などの分野でもAIが資金の運用をするという。 情報技術(IT)の進展などで 必要な人員が減ってくる。 来年の 求人募集では 銀行は 軒並み 定員を 下げている。 先日 ある地銀の営業マンが来て 私に 投信を進めてきた。「AIが判断をしているから安心です」 というのだ。 これって ハイテク企業の 技術を借りて 営業をしていて 本来の業務を どこかに おいて 自らの首を絞めていることに 気が付かないのだろうか。 キャッシュレス化は ますます銀行離れを 起こすだろう。 キャッシュレス化のメリットは、 消費者にとっては 「大量の現金を持たずに済む」「カード紛失・盗難時の被害リスクが低い」「消費履歴の管理が簡単」 経済界のとっては 「現金の搬出入回数の減少」「レジ作業の減少」「売上金紛失・盗難等のトラブル減少」「通貨・紙幣に触れないので衛生的」「インバウンド需要の取り込み」「個人の購買情報を蓄積し、ビッグデーターを分析してマーケティングを高度化」など生産性向上につながる。 政府にとっては 「脱税の減少」や「マネーロンダリングの抑制」への効果も期待できる。 経済全体に大きなメリットがあるとされている。 いいこと ばかりのようだ。 さて 会計事務所にとっては 現金出納帳が なくなるのだろうか。 キャッシュレスは 簡単で 便利で スムーズだけれど 個人情報と消費行動が連動して筒抜けなのが なんとなく いい気持ちがしない…。 だって 葉室麟 の本を買ってから 司馬遼太郎の本は と AIに 言われたくはないのだ。 私のお財布は プラダの長財布。息子からプレゼントされたものだ。 別に 財布自慢をするつもりはないのだけれど。 というのは 普段は 財布を持ち歩かないからだ。 仕事以外の日に出歩くときは 免許証ケース と 携帯電話しか 持って出かけない。 キャッシュレス化によって お財布が必要なくなるかもしれない。 スマホの大衆化により いつの間にか電話ボックスが 街角から 消えてしまったように キャッシュレス化により ATMが 過去の遺物となる日が 意外と 早いうちに来るのかもしれない。 ただ スマホ決済に チャレンジするつもりには なれないけれど(笑い) キャシュレスの先に何があるのだろう・・・・・か (仮想通貨国家)・・・…笑い 安西節雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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