所沢支部　税理士仲間のブログ

今　ＮＨＫ大河ドラマ「西郷ドン」は奄美大島が舞台となっています。

素晴らしい景色に囲まれた　撮影は　役者さんたちの演技にも　自然と　西郷隆盛や　愛加奈が降りてきたかのように　役になり切っているようです。

先日　ある顧問先の　３月決算の　最終打ち合わせをしていたら　なぜか　「西郷ドン」の話になりました。

彼は　神奈川県生まれですが　両親は　奄美大島出身の方でした。

なんと　奄美大島には　カトリック教会が　沢山建っていると言うのです。

西郷には　島滞在中だけの妻となって、約3年間共に過ごした愛加那さんがおります。

結婚時に西郷が「愛」の名を与え、愛加那と名を変えています。

もしかして　愛加那さんは　隠れキリシタンでは　なんて　私の悪い癖で　一人　歴史妄想を　楽しむのですが　奄美大島にキリスト伝来した時期が異なるのです。

ちょっと　がっかり。

西郷隆盛の　座右の銘「敬天愛人」です。

この言葉は　儒教には　ありません　仏教にも　ありません　唯一出てくるのは　聖書ではないだろうか。と・・・・

西郷が　愛加那さんから　聖書の　教えを受けていたら　また　違った　歴史を　描くことが出来るんだけれど。(笑い）　

「いやでござんすペリーさん」と覚えていた　１８５３年にペリーが　浦賀に現れた時

西郷は２６歳　　勝海舟　３０歳　　吉田松陰　２４歳　　坂本龍馬　１８歳　　

高杉晋作　１４歳　新島襄　１０歳　でした。

皆さん若いですね。

今年は　明治元年（１８６８年）から丁度１５０年に当たります。

明治も遠くになった　ためか　１００年の時と比べて　あまりいろいろな行事の計画が　されていないように思います。

１８６７年に徳川慶喜が大政奉還をし、その翌年（明治元年）、討幕を願う西郷隆盛らと協議し、江戸城を無血開城させのが　勝海舟です。

イギリス留学中の伊藤博文らは　切支丹弾圧をしていた日本は　野蛮国だと非難を受けていました。

勝海舟は　伊藤博文らとともにキリシタン禁制に対する「耶蘇教黙許意見」を発表しています。

１８７３年（明治6年）日本政府は欧米各国の圧力から　信徒を釈放し、キリシタン禁制の撤廃をしたのです。

東京商法学校（現一橋大学）開設のために来日したウィリアム・ホイットニー一家は、勝海舟邸の敷地内に家を建てて、生活を始めています。

あまり知られていませんが　勝海舟の娘、孝子と逸子はキリスト教の洗礼を受けています。

そして海舟の三男、梅太郎はホイットニーの娘クララと結婚しています。

当時の国際結婚は想像もつかなかったことでしょうが　勝海舟は　認めているのですね。

晩年　勝海舟は　キリストの洗礼を　受けるのですね。

江戸城を無血開城させた　西郷隆盛　と　勝海舟が　キリストの「天はみずから助くるものを助く」の自助の精神に基づいていたとしたならば　新しい歴史の見方が　できるのではないかと　妄想しています。（笑い）

江戸城無血開場をしたことで　西郷自身は目的を果たしとして　鹿児島に引っ込みました。

ＮＨＫ大河ドラマ　勝海舟を　誰が　やるのでしょうか・・・・

顧問先に　キリスト教の洗礼を受けた方がおられます。

「宗教はまず信じてから理解するもの」と言われたとき　私には無理だなと　思いました。

だって　頭で理解できないものは　とても信じられないからです。

ＮＨＫでは　宗教的なものは　タブーだけれど　歴史には　必ず　宗教があるのですね。

宗教から見える　歴史も　面白いと思うのだけれど・・・・・

安西節雄