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今月に入り東京では、ここ数年例がないほどの、どか雪が二度も降り ました。普段から雪対策などしていない地域、交通・物流網も含めて 大混乱。でも日毎、陽射しは柔らかくなり、春の兆しをそこはかとなく 感じられる、今日この頃です。でも、まだまだ寒い日はこれからもあるの でしょうね。こんな頃の情景をよく表わしている歌が、早春賦。
♪ 春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど 時にあらずと 声もたてず 時にあらずと声もたてず ♪
吉丸一昌作詞、中田章作曲、1913年に発表された唱歌ですね。長野県 安曇野あたりの早春を歌ったものだとされています。題名の< 賦 >とは、 漢詩をうたうこと又は作る事を指し、< 早春に賦す >が原義。
2~3月にかけての気候は、立春、春寒、向春、春節、早春などの言葉で 表現されます。 寒い日が三日ほど続くと、そのあと四日ほど温暖な日が続き、また 寒くなるというように、七日周期で寒暖が繰り返されるのも、この季節の 特徴で< 三寒四温 >とも称されます。
< どこかで春が >は、作詞百田宗治・作曲 草川信で、1923年に 発表された唱歌。 皇子がご幼少のみぎり、ラジオから流れてくる童謡のほとんどを、 小鳩くるみ ( 1948~ )が歌っていました。その後彼女は、NHK の 幼児向け番組< お母さんと一緒に >に出演ほか、声優やタレントと して活躍したところまでは、皇子も知っていました。
ところがその後、鷲津名都江としてイギリス文学者・児童文学研究者 の道を進み、目白大学及び大学院で教鞭をとったと知って、びっくり しました。 それも自分がなりたいと思ったわけでなく、周囲の方の勧めや後押しが あり、結果としてそのような事になったのだと。勿論、その裏には 彼女の不断の努力が、あったものと思います。小さいころ彼女の歌で 育ち、そして大学生になった時またあの笑顔に逢えるなんて、なんとも 素敵な話ではありませんか?!!!
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