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想い出は心の宝石箱に。。。

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2018.01.11
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  支店長という肩書で、県内中小企業の多くの社長さんとの、出会いがありました。

  本社に勤務しているだけでは、一流企業のサラリーマンが相手ですから、かような貴重な

  経験をすることは、まずありえません。

 

  大体、日本の企業数でいうと 99.4%が中小企業で、従業員数では

  70%を占めます。出荷額では 50%といわれていますが、日本の経済を支えているのは

  まさに中小企業であることが、ここからもよくわかります。

 

   お逢いした社長さんは、それぞれが一国一城の主。都会のサラリーマンであれば、

  そのような話を聴く機会もないでしょう。

  

 

       西麻布 クラブBG 会員制ラウンジ&バーの内装・外装画像

 

 

  ある高級クラブで、お客様と飲んでた時、( 皇子はいつもように、黒ビール・・

  いんやコカコーラ・・)ママが耳元で、

 

  ( あそこの席にいる、◎◎石油の社長がお呼びですが・・ )

 

  ◎◎石油とは、地元石油卸売会社として有名な企業で、名前だけは知っていました。

  もともとは、しがない炭の行商人だったそうですが、これからの燃料石油だと

  いち早く目をつけたそうです。そして、プロパンガスやガソリンスタンド経営に傾注し、

  成功した新興財閥として有名でした。

 

  ( お~~、君があの有名な、悠愛か・・よく、取引先から、君の名前を聞くよ・・

            まあ~~~、一杯飲めや!! )

  と、レミーマルタンのブランデイーを。

 

  ( あの~~、わて不調法者で、酒が飲めないのですが・・ )

  ( なに~~~、俺の酒が飲めない?! そんなら、何か芸が出来るのか? )

  ( それでは・・ )

 

  でたあ~~~!! 大ちゃん赤褌音頭

 

 

        いなかっぺ大将 ギャグ乱舞!大騒ぎだす!! (My First Big)

 

                           七つ七クセ悪いクセ

                    八つやっぱりなおらない

                    九つ困ったすびばせ

                    十でとうとうずっこけた

                  大ちゃん ポッチョレ いい男

                 てん てん 天下のいなかっぺ

 

 

         根付 キュージョン ( いなかっぺ大将 だいちゃん )

 

 

  これが大いにうけ、後日会社へ挨拶に行くと、新規取引の話がとんとん拍子で

  まとまったのでした。

   その後は何かと呼びだされ、夜の街を徘徊する仲になりましたが、ある時その

  クラブのママが社長に・・

 

 

        

 

 

  ( ねえ~~社長、聞いてくださいな。この前、磐梯熱海温泉に泊まった時に、

    ヤクザにからまれたのよ・・ )

  ( それで、どうした?? )

 

  ( あんまりしっつこいので、私がだれだか知ってて、からんでるわけえ~?! 

    ◎◎社長の女なのよ、と啖呵を切ってしまったの・・したら、姐さんこれは、

    失礼しました・って、尻尾を巻いて・・)

  ( おい、おい・・・俺の名前をやたらに、出すなよ・・ )

 

​  と、豪快に彼は笑い飛ばし、そして
  
  ( ヤクザと何かトラブルがあったら、いつでもいいから悠愛も、俺のところに相談に
    来い!! )
   

  急激に勢力を伸ばしてきただけに、闇の世界にも彼が通じていることを、

  知らされたわけです。

 

 

 

   お取引先で組織される会の会長は、皇子が支店長として着任する前から、

  福島在鋼材問屋の社長さんでした。といっても、御年80歳を越えるおじいさん。

  まさに好々爺という言葉が相応しい、いつもニコニコしている、いい人でした。

 

  ゴルフが大好きで、会社を訪問した際には、まずゴルフの話から始まります。

  ゴルフコンペに参加しても、なかなか優勝出来ない皇子。あるとき、冗談で

  優勝カップが欲しいなあ~!!と言ったら、社長室に飾ってあるカップを

  くれたのです。

  ( 今度は、自分の力でカップを、もぎとってごらん・・)

  と、言いながら・・

 

  その年の、弊社取引先を招待してのゴルフコンペで、なんと皇子が優勝

  会長だった彼に、

  ( 主催者の私めが、優勝するのはまずいのでは・・ )

  と相談すると、

  ( あはっ・・とれる時にもらわないと・・全然かまわないよ・・)

 

 

 

       

 

 

 

  ご高齢だった彼は、ある時息子さんに、社長職を譲りました。

  ところが、息子さんは不動産鑑定士の免許を持っていて、鋼材取引については

  興味がわかないようでした。

 

  取引先の決算書はもらっていますので、業績が悪化してきていることを、数字が

  物語っていました。東北支社審査チームからは、取得済み担保額以下に同社との

  取引額を、抑えるよう指示がありました。

  

  会長にその旨赤裸々に説明し、会長も

  ( やはり、息子では無理なのかな?・・ )

  と寂しそうにつぶやいたのでした。

 

  ある晩会長から携帯に電話があり、明日破産の手続きにはいるけど、御社には

  迷惑をかけないようにしてあるから・・

  翌日会社を見に行くと、債権者達が同社の在庫品をわれがちに競って、倉庫から

  引き出しているのです・・・

 

          

 

 

  弊社としては、会長のお詫びの通り、実損はありませんでした。

  中小企業というのは同族経営だけに、老舗の会社でも経営を託された次世代

  の能力次第では、このような結果になるということですね。

 

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Last updated  2018.01.11 12:00:07
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