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テーマ:塾の先生のページ(7644)
カテゴリ:日常の出来事
兄は1500円、弟は300円持っていたが、 兄が弟にいくらか渡したので、 兄の所持金は弟の所持金の3倍になった。 兄が弟にX円渡したとして、Xについての方程式をつくりなさい。
中1の数学の問題。 所持金の変化前は、兄が1500円、弟が300円。 所持金の変化後は、兄は弟の3倍。 変化後から等式をつくって、 1500-X=3(300+X) なぜ変化後から等式をつくるのか? なぜ変化後を考えるのか? 今日は超文系的角度から、生徒に話してみた。
自分が兄の立場になればわかるよ。 300円しか持っていない弟を見て、 かわいそうだなと思い、自分の小遣いを分けてあげようと思う。 でも、さすがに、自分の所持金より、 弟の所持金が多くなるようにはしないよね。 弟にお金を渡した後の、 自分の所持金と弟の所持金のバランスを、 渡す前に考えないと、かっこ悪いことになるぞ。 「あっ、やばっ! ちょっと渡しすぎたから、返して!」 って、ちょっとかっこ悪いよなぁ。 弟の手前、兄の威厳っていうもんがあるもんな。
殆どの生徒が、兄弟・姉妹がいるので、 問題の内容と、自分の生活が、重なったようです。 「兄の所持金は弟の所持金の3倍になった。」という変化後を、 まぁ、妥当なラインだよね。 ちょっと、兄はケチだなぁ。 俺だったらせめて2倍ぐらいにしとくよ。 私だったら、同じ金額になるようにしてあげるのにぃ~。 (それはないかなぁ?) こんな風に生徒それぞれ、感じることが違うみたいです。 上の問題を理解し、解いた後で、 生徒それぞれがイメージする「変化後」の文章問題をつくってみるのも 試してみようかな?
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