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テーマ:釣り好きの人集まれー(7896)
カテゴリ:小ネタ
年明け早々、釣り業界を賑わせてくれた魚のオークションサイト「Fish Sale」
このサイトは資源保護、フードロス削減を目的とした個人間鮮魚オークションサービスとのことです。 サイト運営が10月24日14時に始まったようなので覗きに行ったついでに登録してみました。 Fish Saleが復活したので登録してみた。まず最初にお断り。この記事ははFish Saleを誹謗中傷するような物ではなく、利用者として客観的に感じたことを素直に書いてみたものです。なので、良いとか悪いとかは置いといた内容となっています。 さて、前回ですが、 何が問題なって延期に追い込まれたのでしょうか? ①衛生管理 ②魚の乱獲 ③反社会的勢力の資金源 ④貴重な魚の採取 ⑤事故(食中毒など)があった時の責任 ⑥営利目的は遊漁ではなく漁業だ ⑦産地の偽装 ⑧密漁を助長 などなど、その問題点の拡散スピードと言ったら凄まじいものでした。 逆にそれだけ注目があったと言えます。 とりあえず、何が変わったのか知りたくて登録するとにしました。 登録自体はIDとパスワード、ニックネームを設定すれば良いぐらいなので簡単にできます。 早速サイトを見ていたのですが、 トップ画面で利用するにあたり注意事項があります。 試しに「こちら」と書かれたところをクリックすると。 水産庁の漁業調整規則で定められている遊漁で使用できる漁具・漁法(海面のみ)のHP。 全国漁業組合連合会(JF全漁連)の海のルールとマナーの教本のHP。 水産庁の遊漁の部屋のHP。 経済産業省の不正競争防止法のHP。 に飛ぶようにできており、このぐらいのルールは守って下さいね。と言うことがわかります。 これは、当然必要な知識だと思われますが、個人的には人様の外部リンクを張りまくるのではなく、このサイト独自の内部リンクを張っていただきたいところでした。 と言うのも、オークションをするにあたり、もっと必要な要点をわかりやすく絞っていただきたかったところです。 どこか公的な機関の他人任せ感がありました。 地味に気になるサービス利用料は? サービス利用料については 出品者は落札手数料の10% また、落札後に出品取り消しがあった場合4%が手数として取られることになっています。 では、どんな項目を見て購入できるのでしょうか? テスト投稿されている方がいらっしゃったので見てみました。 写真も載っていたのですが、それと一緒に上記のような情報も記載されています。 出品者、出品日時、サイズ、重量、釣り場、釣り上げた日、分類、締め方、処理方法、締め処理を行ったタイミグ、保管方法、配送の負担、配送方法、発送までの日数、発送元の地域、即決金額です。 情報としては、このぐらいあれば十分でしょうか? このオークションサイトの最下部には↓↓↓ ↑などの情報が記載されています。 これを見れば必要なところに飛ぶようにできています。 試しに世間を賑わせた「処理方法、食中毒について」 をクリックすると おっと、いきなり他人のユーチューブかい!!! と、突っ込みを入れたくなるのは置いといて、あの有名な処理方法をあみ出した方の動画を見れるようになっています。(ちゃんと許可は取っているようですよ。) この動画自体は素晴らしい動画ですが、正直なところこんなサイトを運営するのですから、サイト独自の動画で「フィッシュセールのオークションでは、魚はこんな風に処理をして出品してくれ」と言って欲しいところ。 魚種は沢山あるのでその辺難しいと思いますが、ちょっとわかりずらいですね。 食中毒については 厚生労働省と東京都福祉保健局のHPに飛べるようになっています。 あとはチラチラいろんなところ見ていたのですが、 発砲スチロールの購入先など案内してくれていました。 で、結局何が変わったの??と思い、利用規約を見ていたのですが、 3 当社は、ユーザー登録をしようとする者が以下の各号のいずれかに該当する場合、ユーザー登録の申請を承認しないことがあります。 ⑤暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなったときから5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロもしくは特殊知能暴力集団、その他これらに準ずる者(以下これらを「暴力団員等」といいます。)、テロリスト等日本政府もしくは外国政府が経済制裁の対象として指定する者に該当すること、または暴力団員等と一定の関係を有する者(暴力団員等に対して資金を提供しもしくは便宜を供与するなどの関与をしていると認められること、暴力団員等を不当に利用していると認められること、または、ユーザー登録をしようとする者が法人の場合、暴力団員等がその経営を支配しもしくはその法人の経営に実質的に関与していると認められること、その他暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有していると認められること)(以下、上記のすべてを総称して「反社会的勢力」といいます。)である場合と、記載されていました。 反社会的勢力の方はユーザー登録の申請を承認しないとのことです。 どう調べるかは置いといて、とりあえず書いていました。 ユーザー間の取引については 2 当社は、ユーザー間の取引及び商品等の内容には一切関与しません。本サービスの利用を契機として成立したユーザー間の売買契約、出品等の保証等に関しては、すべて当事者であるユーザー間の自己責任とします。何かあってもユーザー間の自己責任、トラブルがあっても一切関与しませんとのこと。 取引に対するフィッシュセールの責任については 1 当社は、ユーザー間の取引及び商品等に関して契約当事者としての責任、権利及び権限は一切有さず、当該契約について一切の責任を負いません。出品者及び落札者はこれに予め同意したものとみなします。 フィッシュセールは商品の品質、安全性、適法性については調査も判断する義務も負わないし保証しないとのこと。 また、対外紛争が起きた場合、ウチの会社の弁護士費用も払って下さいね、賠償金等はウチと連携して賠償してね。と言うことが記載されています。 前回と何が変わったの? フィッシュセールのフェイスブックを見ていたのですが、要点がまとめられていました。 ①出品されている魚の、状態、出品状況を監視し、食の安全や資源保護そ脅かす出品を発見した場合利用を停止する体制、機能を実装した。 ②スーパーや鮮魚店で販売されている魚とフィッシュセールで販売されている魚の流通の違いをまとめ、メリット、デメリットについて記載した。 ③フィッシュセールで販売する魚が、釣られた日付、締め方、保管方法、配送方法に関する項目を必須項目とした。 ④落札後(商品到着後)についてもl、落札者と出品者がコミニュケーションをとれるようにチャット機能を追加した。 ⑤乱獲を防ぎ、資源保護を行うため、一定期間に出品できる数を制限する機能を実装した。 ⑥通報機能を実装した。 とのこと。 一応、前回指摘の多かった点について、十分か、不十分かは置いといて、対策はしたようです。 まとめ 現在出品はありませんが、結局のところフィッシュセールはアウトなことは一番最初にお知らせしましたからね、なんかあったら全部責任とって下さいね。ってことかと思います。 もし、私が出品者になったと仮定して、これはちょっとリスクが大きい・・・・。 それなりの魚をしっかりと的確に出品できる方、または、どんなことがあっても自己責任で購入できる方であれば利用するにあたって問題はないと思いますが、冒頭で述べた①~⑧について、あれだけ世間を賑わせたわりには、しっかりとした対策がなされてないように思えたのが率直な感想です。 ちなみにプロの出品者。業とする方は制限が無いようですね。 ぶっちゃけた話、北海道は高級魚の宝庫。サケなんかは誰でも簡単に釣れますし、全国各地で漁業者に規制が入っているクロマグロも遊漁者は釣って良い場合も多い。 今は法的にセーフでもまともに出品する人が増えると社会問題になる可能性は非常に高いと思いました。 個人的な感想は、「やっぱりちょっと無理があるのでは?」と言ったところですが、この先どうなるのでしょうか。 とりあえず、私は魚より肉が好き派なのでマイペースにキャッチアンドリリースorその日食べれるぐらいのキャッチで十分です。魚食べたくなったら信頼のあるスーパーや魚屋で購入します(⌒∇⌒) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.28 11:26:52
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