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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:料理
昨日、海老またはフォアグラでこのワインを合わるような
ことを書いておきながら、買い物をしにいく時間が 取れませんでした(^^;) ゲヴェルツトラミネール [2005] サンタ・マッダレーナ テイスティングコメントは昨日書きましたが、ゲヴェルツの 特徴が良く出て、しかも極北イタリアらしい香味の激しさと 酸の線の強さ、引きの長さがあり優美でした。 実は、この日は、スーパーで良い鯖がコストパフォーマンス 良く手に入っていたので、鯖の料理をしようと決めて いました。 それにしても、鯖は高くなりました。輸入物で塩漬けして 一匹丸々ですと¥800ぐらいしてしまいます。 それが前回の買い物ですと富山産の鯖で目の輝く新鮮な もので一匹¥300弱、素晴らしい! さばは敢えて、洋風ではなく、和風にしてみました。 醤油やショウガとの相性も見てみたかったのです。 青魚である鯖の強い味わいに匹敵しながらも、あまりに 洗練した味わいのワインなら、その魚の猛々しい味の 猛攻にやられかねないのですが、このゲヴェルツ、 ライチ的でありながら、トロピカル風、特にバナナの 香りがあり、りんごジャムのような香りもあり、味の 迫力なら鯖に全然負けていないのです。 しかもアルコール度は14,5%!! この迫力はしっかりした赤ワイン級です。 あわせて見るととても興味深いことに気づかされます。 まずアルコールのどっしりしたゲヴェルツが鯖にしっかり のっかります。これだけですと、やや重苦しい、そればかり ではなくトロピカル系の非常に甘い香りの放ちますので やや鯖に対しては違和感があります。 バナナにしょうゆはかけないでしょう? 偏見をはずせば、できないことはないと思いますが(^^;) それでも、このワインと鯖、独特の一体感が生まれています。 何故だろうと、何度もいっしょに咀嚼して分かるのですが まず、醤油の味わいは赤ワインには、良く合うのですが アルコールのしっかりとした白の香味ならちゃんとした バランスを保つこと。 そして、もう一つ、全体の一体感に欠かせない要素は しょうがの存在でした。 しょうがは、チーズや乳製品と同じように、甘い料理にも しょっぱい料理にも使用される非常に使える幅のある ニュートラルな味わいを持っています。 であるからして、このショウガの香味がワインと鯖の つなぎ役になってくれるんですね。 僕たちの日常にしっかりと密着しながらも、ワインとの 接点になってくれるすぐれもの薬味です。 しかし、このゲヴェルツ、、、、次の日に開けても まだまだ、いや、もっと甘みがまして、酸との 絡みも良く、引き締まった良いボディを呈しています。 味の迫力からして、絶対に鳥や豚、はたまた牛の料理を オススメします(^^) 生産されるイタリア極北のアルト・アディジェなら 子牛とジャガイモのソテーでしょうか。 われわれなら豚で代用できるでしょう! ゲヴェルツトラミネール [2005] サンタ・マッダレーナ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/09/15 02:42:13 PM
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