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ちょっと変わった設定でしたが、最後まで引きつけられました。
ゲストに新スター・トレックのブレント・スパイナーが出ていましたが、素顔で出るときはやはり悪役顔ですね。(笑) セクシーな母親役の人は「Gossip Girl」に出ているのですね。 音楽スタジオで、トランペット奏者のクリスチャン・ライルが惨殺されていた。顔には硫酸がかけられ、下方向から包丁で刺されていた。ゴーレンは親しい関係の者に刺されたと考える。 クリスチャンの録音した曲のタイトルを見て、ゴーレンは被害者がセラピーを受けていると言う。 クリスチャンの精神科医エロイーズ・バーンズは、クリスチャンを担当して4ヶ月ほどで、最近何者かに診察室を荒らされた事を認める。しかし、ゴーレンの質問を真剣に取り合わず、言下に同業者の夫、グラハム・バーンズ医師を批判してみせる。 先週の木曜日はエロイーズの誕生パーティがレストランで開かれ、その場にクリスチャンが花を持って現れたという。ゴーレンはエロイーズが自分の若い患者と不倫をしていたのではないかと疑う。 グラハムの職場の同僚は、グラハムが女性患者からセクハラと脅迫の訴えを起こされているという。 その患者のターニャは素直にグラハムと体の関係だったと認めるが、グラハムは目障りな者がいるので銃が欲しいと言い、車の中に落とした財布の中に5名の名前が書かれたリストがあったという。結局グラハムは銃は購入しなかったが、銃の世話をした男にはグラハムの言動が危なくて奇異に映ったらしい。 グラハムはリストに名前がある人間は目障りだと認めるが、殺害は否定し、自分が書いたものではないという。財布も古くてカード類の有効期限が過ぎていた。エロイーズが夫の浮気を知ってわざとリストを入れておいたとも考えられる。 聞き込みを続けると、グラハムは妻の患者のカルテを盗み見て他人に漏らしているらしいということが判った。妻の浮気で嫉妬に狂ったグラハムがクリスチャンのカルテを見て、さもクリスチャンが診察室を荒らしたのようかのように装ったのか? エロイーズもそれを予想し、あえて夫にカルテを見せた疑いもある。他人には理解不可能な夫妻の行動に、ゴーレンは娘のカミラから話を聞く。 カミラは両親をかばい、父に対しても勇敢で病院の停電を冷静に直した話をする。カミラはさりげなく母の好きな作家のエッチングの絵画を指し示す。この絵の制作には硫酸が使われるが、鑑識はクリスチャンにかけられていた硫酸の成分とは異なるという。ただ、病院の発電機のバッテリーには硫酸が使われていて、クリスチャンの硫酸と成分が一致した。 グラハムが犯人である証拠が揃ったところで、グラハムは妻に手を回してもらい、精神病院に入院するよう裁判所から命令を得る。こうなると、まずグラハムが責任能力があるかどうか、適格尋問をしなければならない。 ゴーレンはエロイーズに敵対的なカミラに注目、仕事場の小学校で児童に話を聞く。カミラは両親についていないのも同然と言っていたらしい。 実はクリスチャンはカミラが推薦して、小学校でも演奏していた。カミラは母親の不倫相手に興味を持ち、誘惑しようとしていたようだ。ゴーレンはグラハムの適格尋問で、カミラに父親について証言させることにする。 カミラは父親を裁判から守ろうとして極端な人格だと証言するが、ゴーレンに言った話と矛盾すると言われて証言を変える。 ゴーレンは親子3人に対して、実の子供を無視して勝手な行動をしてきた夫妻の事を責め、娘が母親の愛人を勝ち取ろうとしたことを告げる。ゴーレンらに上手く話をして両親へ疑いを向けさせたのはカミラだ。 案の定、エロイーズが「私に勝とうとしても無駄よ」というと、カミラはクリスチャンを殺したことを自供する。 いつもCriminal Intentのあらすじは長くなって、自分でも嫌になってくるのですが、そうじゃないと後から思い出して、どんな話だったか判らなくなってしまうし、おもしろさが伝えられない。 まあ、長く書いても伝えられるとは限りませんが(爆)、とにかく複雑でよくこんなシナリオを書けるものだと感心しますね。 今回の精神科医の夫婦は、私的にはありだと思いました。男女の仲は深くて不思議。 カーバーが呆れるのも納得です。(笑) そんな両親の元で孤独に育ったカミラには同情します。一見、すごくよい子なんですよね。 彼女の裁判では情状酌量か心神喪失という訴えをするのかも知れませんね。でも、そこはこのドラマの守備範囲外で、ネチネチとゴーレンが容疑者を自白に追い込むところがクライマックスで、両親になんらお咎めなしの今回の後味は非常に悪いです。 ブレント・スパイナーはキレた感じがさすがに上手いと思いましたね。最後までどういう人間なのかが判らなかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 23, 2010 10:07:10 PM
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