CSI :Miami Files Annex

オリビアはほとんどお休みで、ステイブラー中心のエピソードでしたが、ちょっといつもの彼とは違う感じがしたかな。
話はいつものように複雑で、どうなるのか予想が付きませんでした。結局、最初の携帯写真が大事だったということですね。
ゲストに「シックス・フィート・アンダー」のMathew St. Patrickが出ていました。」相変わらず出演者が多いですね。




売春婦が多い地区で、ハドソン大のキャロライン・ペレイラが遺体で見つかる。首を絞められ、レイプされたかどうかは不明だが、抵抗して指先に壁の赤いペンキが付いていた。ステイブラーは所持品の携帯に犯行時に撮影されたと思われるぼやけた写真を見つける。何者かが、キャロラインを直前に呼び出していたと思われる。
キャロラインは地方の出身で、自分で学費を稼いでいたという。寮の部屋から大金が見つかるが、同郷で幼なじみのアダムはキャロラインは論文を学生に売って稼いでいたと証言する。
大学では論文の盗用について、調査中で関わったと思われる学生から、ルームメイトのグロリガが一番の客だったと判る。グロリアは裕福な家の出で、高価なデザイナーズブランドの指輪をしており、キャロラインから取ったことを認める。指輪の出所を追及した結果、キャロラインはその指輪を有名なアメフト選手のフランクリンからギャンブルで奪ったことが判る。
フランクリンによると、2人は闇カジノに手を出し、勝ちまくっていたキャロラインは殺される2日前に大損をして大金を払うようにオーナーに迫られていたという。
フィンとステイブラーがそのカジノを手入れしたところ、実はオーナーはシークレットサービスの潜入捜査官で、キャロラインが店から追い出された後、外で叫び声がしたので行ってみると死んでいたという。やむなく遺体を発見現場に捨てたが、その後の調べでキャロラインがオンラインポーカーで2人組でインチキをして荒稼ぎしていることが判った。
その相棒がキャロラインに借金を押しつけ口封じに殺したのではないか。
カジノのオーナーに呼び出された相棒は何とアダムで、遊ぶ金欲しさにポーカーを始め、キャロラインを誘って儲けていたが、欲を出したキャロラインが一線を越えたため、呼び出して殺したことを認める。アダムの弁護士は、ギャンブル依存症を主張し、キャロラインを殺した時は正気を失っていたと主張する。
ステイブラーは地方出身者がいくら働いても上には上がれないというアダムの気持ちが理解できるというが、殺しの動機が強い怒りだと知ったノヴァク検事補は、裁判でアダムの証言の嘘を追及する。
最初に見つけた写真には、ぼやけていたがキャロラインの指輪が写っており、アダムはそれをグロリアに贈って気を惹こうとしたのだった。判決は第2級謀殺で有罪となり、グロリアも盗品と知ってそれを受け取ったことで、窃盗罪で逮捕された。




殺されたキャロラインも犯罪を犯していたわけで、あまり同情する余地はなかったのですが、田舎から両親が出てくると言っていたのに、そのシーンがなかったのがやはりそういうことだったのですね。
それにしても、論文を売る才能があるなら、何もギャンブルに手を出さなくても良さそうなのに。彼女こそ、依存症だったのかも。
アダムは有罪になって当然だと思いましたが、グロリアを逮捕したのはステイブラーの個人的な「階級」への偏見だったのでしょうか。あまり、彼らしくない行動だと思うのですが。
また、若い頃、金持ちのどら息子たちに絡まれて逆ギレし、警官だった父親にもみ消してもらったという話は、その後の父親との関係に影響を与えたのでしょうか。
いずれにせよ、もう一つポイントの感じられないエピソードでした。
アダムの弁護士役のJoey Slotnickは「ボストン・パブリック」や「Nip/Tuck」に出ていた人ですね。懐かしかったです。