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カテゴリ:NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S7-9
『二つの顔』
「Without a trace」のダニー・テイラーこと、エンリケ・ムルシアーノがゲスト出演と聞いていましたが、なるほどそういう役柄だったのか。 シーズンフィナーレに臨んでか、ちょっと強引な展開のように感じましたね。 タイトルの2つの顔を持つのは一体誰なのか、ということですね。 冒頭の人形の声はデイヴィッド・マッカラムの声だそうです。 農場にラップでくるまれた水兵の遺体が見つかる。被害者は指紋から一等水兵デレク・バルフォーと判るが、なぜか海軍大佐の制服を着せられていた。 死後4~5日ほどで、のどを深く切り裂かれており、足首を縛って、別の場所で殺されたらしい。また、わざと眼球をいじってDCの町の方に向けていた。 バルフォーはまもなく中東に派遣される予定で、木曜の夜に友人とバーにいたところが目撃されていた。 ジヴァの恋人レイ・クルスがNCISを訪れる。レイはトニーに対してジヴァを愛していると言い、今夜伝えるので今はそれを秘密にしておいて欲しいと頼む。 犯人はバルフォーの身体に一切証拠を残していない代わりに、珍しい消毒薬を使っているなど、専門知識の高い人間と思われる。ヴァンス局長は直々にモルグに現れ、早く解決するように命令する。 バルフォーの身辺を洗っていたマクギーは、死後にバルフォーのクレジットカードが使われており、自宅に何者かが出入りしている情報を掴む。 NCISが自宅に向かうと、室内はきちんと片付けられていたが、冷蔵庫の中に花が置いてあった。これもまた犯人のメッセージなのか。 EJバレット特別捜査官が現れ、これは海外で3人の水兵が殺される連続殺人事件「ポート・キラー」だという。ギブスはこの件について黙っていたヴァンス局長に激怒するが、逆にヴァンス局長はにバレット捜査官の指揮の下に事件を解決するよう言い渡す。 スペインのロタ、佐世保、グアム、そしてヴァージニアと、それぞれ同じ手口だが被害者には関連性がなく、犯人は思わせぶりな置き土産をしているという。 バルフォーの家にあった花はアメリカの東海岸では絶滅危惧種となっているランの種類で、凶器はメスのような鋭利な刃物、消毒薬はカナダ国内で製造されているものと判る。 ギブスのチームがバレットの口出しに反抗する中、バルフォーがブライス・ライトナーという男から脅されていた事が判る。 ライトナーの尋問では、ギブスとバレットが捜査の方針を争って激しく対立する。 ライトナーは自分の女にバルフォーが言い寄ったので、言葉の綾で脅しただけだと言うが、血液からスペインにいたことがわかり、バレットはライトナーが犯人だと確信する。 トニーはバレットと男女の関係を続けてが、ギブスには刃向かわないように話す。そのバレットとレイ・クルスが知り合いであることが判り、ジヴァは今まで嘘を付かれていたと激怒する。 レイはCIA捜査官として、仕事の話はできなかったと言い訳し、ジヴァにはライトナーは別件で監視中なので、ポート・キラーではないと言って立ち去る。 ジヴァは情報元を隠した上でギブスにその情報を伝え、ギブスは改めてベルフォーの来ていた制服の勲章に注目する。 空軍の物が含まれていたことから、ギブスは航空関係者と見て、4つの事件発生都市に就航する航空会社の従業員を絞り、その中で海軍出身者を探る。 すると、元パイロットで引退したネイサン・フィニーの名前が挙がる。フィニーの自宅を調べたNCISは、例のランの花が置かれた冷凍庫の中に、ラップ巻きされたフィニーの遺体を発見する。同じ手口で殺されており、すでに死後6週間だという。 手がかりが途絶えてしまい、ギブスはバレットにトニーとはプライベートでは近づくなと言いつける。 ジヴァはレイの事を信じられないとトニーに言うが、トニーは彼はジヴァのことを大切に思っていたから、身分を隠していたのだと言う。バレットについては、トニーは理解を示す。 酒を飲んでいるトニーとジヴァに、目玉の氷漬けが入ったグラスが届けられる。 どうも、しっくり来ない事件ですね。 犯人はマニアのような連続殺人鬼で、次の犯行を予告しているようでもある。 航空機の関係者だとしても、なぜ海軍関係者を殺しのターゲットにするのか。 そしてたまたま、水兵たちは罠にかかっただけか。 フィニーはどうなのか。彼が被害者第1号なのか。 後、グラスに目玉を入れるとは、犯人はトニーたちのそばにいることになります。 気になる置き土産ですが、トニーたちが狙われているのか、それとも挑戦しているのか。 医療関係者だとして、犯行現場はどこなのか。 バレット捜査官のプロファイルのように、全く絞り切れていません。バルフォーが着せられていた軍服の出所を最初に探らないのも不思議。 それにしても、バレットとギブスの争いは見ていてとても見苦しい。 ギブスともあろう者が、「俺のやり方に従え」とバレットに同じレベルで張り合っているように見える。 アビーやジヴァたち、「ギブスの子供たち」がバレットに反感を持つのはしかたないとしても、わざわざギブスの上にバレットを据えるなんて、何か企んでいるのはヴァンス局長ですよね。 本当に、彼は何をしたいのでしょう。 その一方でついに登場したジヴァの「マイアミの恋人」ですが、何だか似合わないなあ。 エンリケさんもソフトタッチのなのが持ち味ですが、ジヴァが彼のどこに惹かれたのだろう。とにかく、話を聞いてくれるから? そしてレイは本当にジヴァの事を愛しているのか、それとも彼女を利用するために近づいたのか。 自分も捜査官なのに、あんなにあっさりと「彼の事信じられない」と言い切るジヴァと、捜査上トラブルが生じるのに、バレットとの疑わしいのに関係は辞めるつもりのないトニーが、out of characterで、無理ぽくてとても居心地が悪いです。 誰かに二つ目の顔があるということでしょうか。 とりあえず犯人もこの回では見つからず、前後編でもなさそうなので満足度は低いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 1, 2015 09:36:16 AM
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