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カテゴリ:NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S7-9
『尊い犠牲 前編』
のっけから衝撃的な事件が起こり、重苦しい気持ちにさせられますが、もう一つ、アフガニスタンで女性の学校建設に対して襲撃事件があったという話は、現実にも起こった少女銃撃事件を思い起こさせます。 今回は2話にわたって、女性兵士を巡りアメリカ海軍とその家族、そしてギブスの過去が描かれるようです。 久しぶりに緊張して見ました。 アフガニスタンから戦死した6名の兵士の遺体を載せたC130が着陸直前にエンジンから火を噴き、墜落した。 NCISチームは墜落現場で遺体を回収し、身元を確認して遺族に返すため不眠不休で捜査を行う。 遺族のために、従軍牧師のバーク少佐がNCISチームに協力することになった。 墜落原因はエンジンが鳥を吸い込んだ事による爆発で、ダッキーやアビーらの働きで乗組員と戦死者のうち1名を除いて身元が確認された。 残る1名は元々海軍機関紙の記者をしていて、アフガニスタンの女性部隊に志願したガブリエラ・フローレス中尉だった。 フローレス中尉の父親はNCISを訪れ、ギブスに早く娘を返して欲しいと要望する。 フローレス中尉と2名の兵士は、アメリカ軍が現地で建設の手伝いをしている女子校が襲撃され死亡した。 RPGによる攻撃で遺体の状態は酷かったというが、フローレス中尉については認識票しか見つからず、部隊は遺体を探し続けたという。 結果、棺の中にはフローレス中尉の遺体は無かったことが判る。 部隊の上官は学校の襲撃を衛星画像で確認し、フローレス中尉からの連絡があった5分後に連絡が取れなくなったという。 ギブスは送られた遺品の中にあったICレコーダーに注目する。 フローレス中尉の前の上司で広報担当のエリソン大将は、ギブスに直々に何があってもフローレス中尉を帰国させろと命令する。 バーク少佐はフローレス中尉の父親と話し、中尉の友人ジャスティン・ファンカーという男が2000ドルの小切手を父親宛に切っている事を知る。 この男の父親はDCで大手のファンカー建設の社長で、アフガニスタンの事業で現地で働いていた。 フローレス中尉とファンカーは親しい関係だったらしく、メールの内容からファンカーは一緒にアフガンを出て、中尉の父親を援助しようと申し出ていた。中尉はファンカーと逃げたのか? しかし学校襲撃の前日、ファンカー建設が航空機をチャーターしていることが判る。 ファンカーが使っている携帯電話のアメリカ国内でのGPSが確認され、ギブスとバーク少佐はバージニア州の山の中に向かう。そこにはファンカーが一人でいた。 フローレス中尉はアフガニスタンを出る事について断ったと言ったが、襲撃で死んだと聞きショックを受けているという。 ファンカーは実際に襲撃現場に行き、子供が泣いているのを見たという。 学校襲撃の衛星画像がNCISに送られてきたが、解像度が低くよくわからない。 行き詰まったギブスは帰国したその学校の教師と面会し、現地では保守的な反乱グループから女子校が標的にされていたと聞く。 彼らは女性の教育を禁じており、少女に硫酸が浴びせられたりしているという。その教師は脅しを受けたために帰国していた。 ギブスはICレコーダーに録音されていた現地の人々の声をジヴァに聞かせ、地元の協力者の男性が襲撃計画を話している事を突き止める。 反乱グループは建設作業員などにスパイを忍び込ませていたらしい。 ギブスはフローレス中尉の父親から受け取った写真の中に、現地の女性教師が指輪の下にタトゥをしているのを見つける。 このタトゥは簡易爆弾を製造したり、それらを用いた自爆テロを行う犯人が身に付けていることが判っており、同じグループの一員であることを示していた。 特に女性に自爆テロをさせているという。 学校襲撃の衛星画像を見直したギブスは、現場から逃げる人影を見つける。それは子供を連れて逃げているフローレス中尉と思われ、彼らはトラックに乗った一団に捕らえられたようだった。 エリソン大将はギブスに、フローレス中尉救出を命じる… 戦死した兵士に対する敬意の表現や無名戦士の墓の様子など、いつも以上に軍に対するリスペクトが描かれていましたね。 それと、若き日のギブスが優秀な女性兵士とふれ合ったエピソードが織り込まれていました。 演じているのはまたまたマーク・ハーモンの息子ですね。 若い頃は父親と折り合いが悪かったギブスですが、そのギブスに対して誰にでも父親というものはやっかいなものよ、という諭すような事を言うこの人は一体誰なのか。 冒頭のシャノンではないですよね。 行方不明になったフローレス中尉が意識が高くて優秀だった。それだけでなく、勉強がしたいという子供たちを命をはって守ろうとしていた。 女性兵士の今昔ということなのか、スポットは女性に当てられていました。 ジヴァが9カ国語を話すというのはすごいですね。 それにしても、今も亡き妻の夢を見るギブスが切ないですね。 「私のことからもう離れなきゃ」ということは、次へのステップに進むのかなと思ったらまた赤毛の従軍牧師が出てきた。(爆) 近くの教区に転勤してきたということは、この先ギブスと絡むのかなと期待させますが、演じている人はCSI:NYでマック・テイラーの亡き妻を演じた人でした。 制帽を被って身だしなみもきちんとしているところは、本家の本家「JAG」法務部門の女性士官たちを思い起こさせます。 次週はアフガニスタンで救出ミッションに向かったNCISチームの活躍が見られるのかな。 他国の問題に関わること云々が良い悪いは別にして、信念を持って国に尽くしている人々の姿を描くのが本家から続くこのシリーズですので、単純に楽しみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 1, 2015 09:32:40 AM
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